カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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適地適作




草を見て植える野菜を決める、などとテクニック的なことを前々回に書きました。
流れで、いままで諸先輩方の著書や講演で学んできたことなどを記したいと思います。まだすべて会得できませんが、自分でも体験できているものを取り上げます。(不定期掲載かもしれません)


適地適作という言葉はご存知と思います。

野菜にはそれぞれに原産地があり、その環境がもっとも気持ちよく育つことができます。遠く離れていても、その原産地にあった地域や風土、土質で健やかに美味しくできるのですね。

このことは特に無肥料栽培では大変重要なファクターです。
肥料などで、ごまかしが効かないので、本当にしっかりと影響が出ます。


例として良く知られているのはトマトですね。
原産地は南米アンデスの山岳で、痩せ地で、雨がなく乾燥している。
しかし朝は冷えるので夜露で水分が補給できる。
こういう環境が好きなのですね。

だからトマトにたっぷりと肥料や水をやったらすぐに病気になります。農薬のお世話になります。
高温多湿な地域では無理に作らないほうがいいということです。
沖縄ではうまくできずに、北海道では美味しいのではないでしょうか。
水はけの悪い土質や場所も良くないのではないでしょうか。

作物は本当に長い年数をかけて、新しい土地に順応していきますし、品種改良で少しは馴染むのでしょうが、それでも生まれ故郷のことは忘れないようです。種のDNAにしっかり残っているのですね。
(人間も適材適所ですね。嫌いなことはうまくいきませんねー。)


私は、自分が無肥料で、自給的な農を考えるに当たり、畑に合わないものはやらない。と決めました。
自然風土にあわないことをやろうとすると、持続不可能な農になる。
合わないものに苦労していろんな資材や薬を使うのでなく、ほったらかしで健康に美味しくできるものを探します。
そう考えると、たとえばヨーロッパの珍しいものなどは初めからやる気がありません。仮にできたとしても日本風の柔らかい味になってしまって、現地のものとは別物と思います。

それより伝統的に日本人が食べてきたもの、その地域の風土や土質に合うものを必然的に選ぶことになります。


ところが、本当の日本原産、というものは少ないようです。
フキ、セリ、ウド、タデ、ジュンサイ、アサツキ、ラッキョウ、ミョウガ、マコモ、クコクワイ、オニユリ、ヤマユリ、アシタバ、ミツバ、などのようです。
水っぽい場所が好きそうな野草が多いですね。こうしてみるとやはり日本は水の国なんですね。

平安時代以前に渡来したものなら種類が増えます。
カブ、ハタケナ、シソ、シロウリ、マクワウリ、ゴボウ、ネギ、ニラ、ダイコン、ニンニク、ショウガ、カラシナ、ナス、トウガラシ、キュウリ、ササゲ、、、
かなり充実してきましたね。

江戸時代までなら
ホウレンソウ、ニホンカボチャ、ツルムラサキ、ミブナ、キョウナ、フダンソウ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、ニンジン、ジャガイモ、サツマイモ、スイカ、ニガウリ、トウモロコシ、イチゴ、シュンギク、セルリー、キクイモ、、

明治以降は
ハクサイ、オクラ、ピーマン、レタス、キャベツ、、

うーん、私がまだうまくできなかったりするものは江戸以降のものに多いですね。まだ日本風土に無肥料でできるほど馴染んでいないのかな。
ちなみに日本古来のフキ、ミツバは勝手に生えてます(笑)。最高です。



食べる側からしても、昔から「四里四方に病なし」ということばがあるように、四里四方で採れる食材を食べていれば病気知らずで健康です。「身土不二」や「地産地消」の考え方と同じものです。

偉そうに言っていますが、私もコーヒーとか、やめなきゃいけないんだけど。。今回は野菜つくりの視点からということで。。。。。

次回は野菜の原産地にあわせる方法を紹介したいと思います。
by shizenchiyuryoku | 2011-04-26 23:35 | 基本的な考え方 | Comments(0)

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