カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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自然農は知的でクリエイティブである。


先日、KT君が訪ねてくれました。若いのに、野草の専門家でもあり、そして自然をよく観察することがとても身に付いています。その視点で食のこと、エネルギーのこと、社会のことを語ってくれますから、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。残念なことに、今回の事故をきっかけにしばらく家族で沖縄へ行くとのですが、そのまなざしがあれば、いろんなことをどんどんと吸収してくると確信しています。私の分身が行くようで、自分も楽しい冒険に行くような気持ちです。ワクワクして送り出したいです。

せっかく来ていただいたので、畑を一緒に楽しみました。トマト苗の定植、やまいも植え、そしていんげん蒔きです。やっていただくために言葉で説明をしているうちに、はっきりと気づきました。

「自然農はとても知的でクリエイティブなものである。」


畑ですること、畑にいないときにする想像や計画など、どれをとっても体を動かしているより頭を使っていることのほうが時間が長いです。

たとえばなにかの野菜を作ろうと思った時に考えることは以下の通りです。
・この品種(種の入手先も含めて)は自分の畑に合っているだろうか?その理由は?
・どういう環境が好きなのか?
   (日当たり、水、根の伸び方、多肥向きか少肥向きかなど)
・好きな環境に合わせるために、畑のどの場所が最適か?
   (日当たり、水、高畝か平畝、深耕か浅耕、生えている草の種類、土の肥沃度など)
・一月後、半年後、1年後の畝のあり様とその作物の種取りまでの生育期間は喧嘩しないか?
   (草を含む他の作物の生育期間、背の高さの違いによる太陽の奪い合い、根圏、など)

以上のことは大まかですが、何度もイメージしてみます。
そして実際に植える時は、いろんな場所に植えてみて比較します。
そうして比較すると現実的な答えが返ってくるので、その時点で悩み、調べ、学び、次のイメージをします。
ビジネスで言うところのPLAN-DO-CHECKサイクルを繰り返します。
そして、その最中にも、想定外(笑)の変化が現われてきますので、都度対策に悩みます。
草を刈るのだって、いつ刈るべきか、どの部分を刈るべきか、すべて刈るべきかなど毎回判断します。

そして、上記の判断の基準は五感です。1年の変化を目で見て覚えておき、土の肥沃度や生物環境の豊かさは匂いを嗅いで判断します。埋めた草が分解するスピードで、微生物の活動量を測ります。
このあたりの五感を使うところは、難しくも、クリエイティブで楽しいものではないでしょうか。


私のイメージが現実になることも少しありますが、むしろそうでないことが多く、自然の答えのほうが素晴らしいことはしょっちゅうです。そして想定外なことが、発見であり、驚きであり、感動を与えてくれます。

そういう意味では知的といっても工学系の原子力工学、遺伝子工学、金融工学より、そうとう謙虚に自然に教わるものだと思います。少なくとも「絶対大丈夫」なんてことはないよね。(そして破綻していく工学)。



さて、KT君。やはり普段から自然観察ができているので、とてものみこみが早くびっくりしました。
写真をはりますが、もうこの菜園の主のように堂々としていますね。

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by shizenchiyuryoku | 2011-05-09 20:54 | 基本的な考え方 | Comments(0)

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