カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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「養生訓」と野菜

貝原益軒の「養生訓」。読んでみました。興味をもつ年齢になったということですね^_^;

益軒が83歳のときに書かれたもので、世人後世のために暖かい想いで遺されたものだそうです。医者ではなく哲学者であったゆえに、体の養生だけでなく心を問題とする人間学として現代まで読み継がれてきたということです。

読む人によってためになる箇所も異なるでしょうから、私のひっかかったところだけ紹介します。

まずは【養生法の要点】。ここに集約されているような気もします。(現代語訳 伊藤友信)

「養生の道は多言を必要としない。実行することは、ただ飲食を少なくし、病気を助長するものを食べず、色欲を慎み、精気をもらさず、怒り・悲しみ・憂い・思いなどの感情に激しないことである。
 心を平静にして気を和らげ、言葉を少なくして無用のことをいわないで、風・寒・暑・湿の外邪を防ぎ、またときどき身体を動かし、歩行し、だらしなく横になって寝ることをせず、食気の循環をよくすることだ。」

私は実行できていません。知っていることばかりなのに実行できていないということです。反省すべきことが色々あります。。。年老いてからでなく、若いうちから養生に努めよとおっしゃっています。肝に銘じます。。。



さて、養生訓の中にこんな面白い項目がありました。

【肥料と食物】
 「すべての食物のうちで、畠に栽培された菜がもっとも汚れている。その根や葉に長くしみこんだ人糞の肥料はすぐにはとれないからだ。食べるためには、まず水桶をきめておき、それにたっぷり水を入れて菜を浸し、その上からおもりをおいて、一夜もしくは一日ののちにとりだし、刷毛でその根、葉、茎を十分にこすって洗い、きれいにして食べるがよい。
 これは近年、李笠翁の「閑情寓奇」に書いてあることを知った。中国では神を祭るのに畠で採れた菜を用いないで、山や川辺にできた自然の菜を用いている。畠の菜でも瓜、茄子、ゆうがお、冬瓜などは汚れていない。」

 なんとここまで人糞に対して厳しく書いているとは知らなかった。人糞は江戸時代の都市型商業的栽培に欠かせないものであり、都市と周辺部の循環型社会の模範である、と現代人が絶賛しているものである。分断された農薬化学肥料現代農業からすると良く見えても、当時はこのような見方もされていたのかと、びっくりした。神様に捧げるものは無肥料の自然の菜であることも大いに参考になった。
(瓜やナスも同じと思いますがねえ。この部分はよくわかりません。)


ところで人糞といえば肥溜です。私は幼少時に肥溜をみた記憶がうっすらとあります。さすがに肥溜に落ちておぼれた記憶はありません^_^;
小学生の時は学校の検便で「行虫」が見つかり、医者に行った記憶があります。野菜から移ったのでしょうか?

戦後の日本社会はアメリカGHQ(私の同時代ではないですよ)の指導のもと、不衛生だとして肥溜農法は壊滅させられたようです。アメリカ人はレタスなど生で野菜を食す習慣があったので神経質だったようですね。



ところでカイチュウ博士こと藤田紘一郎博士を知っていますか?とてもユニークですね。ぜひ著書をお勧めします。

博士は体の中にサナダ虫を飼っていたのですが、そのおかげでダイエットでき(歌姫マリアカラスは半年で50キロ減量!)、そしてアレルギー鼻炎や花粉症、喘息が治るという研究をされました。

なかには人体に危険な寄生虫もありますが、多くの寄生虫は人体と共存関係を保つそうです。だから寄生虫の抹殺、異物の排除、抗生物質の乱用、超清潔志向、自然からの遮断、は科学と文明の進歩のようにみえて全く違う方向に走っている、ということですね。

これは農業でも同じです。作物の植え付け前に「土壌消毒」と称して土の中を消毒する農家があります。良い菌も悪い菌も一網打尽に皆殺しです。それで病害虫から作物を守るという目的ですが、結局悪い菌だけが急速に増加するので農薬を大量に使います。考えてわかりませんかね。

現代科学とはこのような幼稚なことを一生懸命やっているのですよ。

土の中で植物の根と微生物は共生関係を作ります。ここには現代の薄っぺらな科学では解明できていない、生命や宇宙の仕組みがあるようです。



by shizenchiyuryoku | 2012-02-13 19:17 | 基本的な考え方 | Comments(0)

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