カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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免疫力

先回の記事でカイチュウ博士の藤田紘一郎さんを紹介しましたが、またまた面白い対談がありました。
カイチュウ博士と発酵仮面こと小泉武夫さんの対談本です。
本のタイトルは「カイチュウ博士と発酵仮面の「腸」健康法」です。

もうおかしくておかしくて本当に腸・楽しい本です。
ふたりの抱腹絶倒の会話は本で楽しんでいただくとして、なるほどと感じた内容を箇条書きで紹介します。


・人間の免疫力をつくるのは70%は腸内細菌である。腸が強いと癌にも風邪にも強くなる。残りの30%は心の問題である。

・腸内には善玉菌も必要だが、悪玉菌もいないと免疫力が働かない。たとえば大腸菌は悪者といわれるが、野菜のセルロースを分解する酵素を人間は持っていないので大腸菌が野菜を分解してくれたり、他の悪玉菌をやっつける働きがある。
自分に都合のいい菌だけ増やそうとすると、全体がうまく働かなくなる。

・腸内細菌が免疫力の70%を担っているから、何を食べるかは大切なこと。
・腸内細菌のエサとなる穀類・野菜類・豆類・果物類を食べると腸内細菌が増えて免疫細胞を刺激する。(といっても偏った菜食主義者になるのでなく、ホルモンのために時々肉魚も食べるべきである)
・昔の日本食がよい。ご飯・根菜・菜っ葉・果物や青物・大豆(味噌汁や納豆や豆腐)・海藻・魚。考えると海藻と魚以外は土のものである。すべてミネラルを多く含んでいる。植物の栄養源は土のミネラルである。
・食品添加物や防腐剤は活性酸素が増えて腸内細菌が減り免疫力が落ちる。

・小泉さんは納豆を毎日食べて腸内に納豆菌をうようよ飼っているから悪い菌に負けない。ただし発酵食品は、毎日食べ続けないと効かない。

・健康状態はうんちでわかる。昔の日本人は1日平均300グラムのウンチをしていた、今は150がやっと。
・戦前の日本人は免疫力が強くウンチの量も世界一だった。いいウンチは臭くない。
・ウンチの半分は死んだ腸内細菌と生きた腸内細菌である。
・ウンチが小さいということは腸内細菌が少ない人である。

・免疫力の30%は心の問題である。笑ったり、いいことを考えると免疫力は上がる。



私が箇条書きにすると、せっかくの楽しい対談がなんだか味気ないものになってしまいました。それに対談はもっともっとためになる話でいっぱいです。。お許しください。。。



さて、人間は腸と腸内細菌が大切でした。そしてそのためにミネラルを含んだエサ(植物など)が大切でした。
一方の植物はどうでしょうか。
植物にとって人間の腸にあたるものは土壌であり根圏です。人間は咀嚼器官で食べ物を細かくし消化器官で消化されていきますが、植物は咀嚼できませんから食べ物を細かくするのは土壌生物や微生物の役割です。それらの力をかりて自分で消化していくのです。
だから土壌が生物相豊かなものでないと、健康な作物は出来ないのです。土壌を貧しくする化学肥料や農薬を使えば、生物はいなくなり、豊かなミネラルなど望めません。またたとえ有機肥料であっても肥料過多であると不健康な土壌になる。そしてできた不健康な作物を食べることは人間の腸内細菌にとっても良くないのは明らかだと考えます。

フランスの研究者アンドレ・ヴォアサン(1903-1964)は「動物と人間の病気を治したければ、まず土壌を健康にしなければならない。」と言いました。

健康な野菜つくりは一にも二にも健康な土壌つくりです。



by shizenchiyuryoku | 2012-02-23 00:09 | 基本的な考え方 | Comments(2)
Commented by 矢口千夏 at 2012-02-23 20:35 x
雪ノ下でトラットリア フォンテというイタリア料理店を昨年開業したものです。以前より、畑仕事が好きで、食の安全や農業について独学を進めるうち、自然栽培の農家の方と出会い、店で作物を扱わせていただいているほか、この春からは友人の畑を借りて自分でも挑戦する機会を得ました。店では、これ美味しいね~と反応してくださる方は多くても、自然栽培をお客様になかなかわかりやすく伝えられず、努力の日々です。これからもブログ楽しみに見せていただきます!!
Commented by shizenchiyuryoku at 2012-02-24 08:12
矢口千夏さん
コメントありがとうございます。
私も「無肥料で野菜つくってます」といってもきょとんとされるのがほとんどです。意味が伝わっていません。。。なのでこのブログではしつこくしつこく書いてます。。。。。(くどいかも。。。。)

畑の試み、楽しみですね。状況や経過など、またお知らせください。これからもよろしくお願いします。

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