カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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昔の農具

前々回に「麦から麦茶をつくる」という記事を書きました。
麦わらのついた状態から、脱穀して、わらやのぎ等を選り分けて、という作業を参加の皆さんの工夫でやったことを紹介しました。私が良い道具を持っていればもっと楽にできたでしょうが、古代のやり方をさせてしまい失礼しました。。。(古代式は個人的にはとても楽しかったですが。)

あの作業であればどんな道具が使われたのか。昔の農具を紹介します。

写真付きで説明します。写真はインターネットで色々なサイトから無断借用してきたものを使用しています。自然農の川口さんの実地指導紹介のサイトからも無断借用しています。麦の作業に関連するものを中心に選んで、作業手順に従って紹介します。




まずは、脱穀作業からスタート!

はじめは「千歯扱き」です。くしのような歯の間に通して、藁から穂先をはずしていく作業に使います。1920年くらいまで使われていたそうです。手作りの道具が見受けられます。
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次は「足踏み脱穀機」です。踏み板を足で踏むと、扱き胴という鉄の葉がついたドラムが回転して穂先をはずしていきます。作業はかなりスピードアップしましたね。この原理のものは今でも販売されているようですが、おもに1950年くらいまで使われていたようです。
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番外ですが「唐棹(からさお)」はヌンチャクのようにたたいて、ムシロに上に敷いた豆や麦を脱穀する道具です。
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脱穀が済んだら選別です。前回の「麦から麦茶をつくる」のいっちゃんの写真にあったように手箕(てみ)をつかって選り分けていきます。
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「唐箕」です。ハンドルを手で回して羽板で風をおこし、上から入れたものを選別します。重い実や籾は下から、軽い籾やゴミは風で吹き飛ばします。かっこいいですね。江戸時代から1950年くらいまで使われていたそうです。私はこれの動力タイプ(手でなくベルトをつかいエンジンで回す)でコメの選別をしていたのを幼少時代に見ています。
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「唐箕」でも選別しきれないものは、再び「手箕」や「ふるい」や「千石通し」という金属製の網を斜めに張ったもので、選別したようです。
写真が「千石通し」です。上から流すと、網目より小さいものは下に落ちる、という原理です。「万石通し」とも呼ばれたようです。これも1950年くらいまで使われたようです。
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これらは昔からの農家の納屋に今でも残っていることがあります。今の機械と比較すると作業は大変でしょうが、石油も電気も使わないで出来るわけですから、どんな事態がやってきても、びくともせずに何事もなく永続的に続けられる強さが感じられます。





話は変わりますが、横浜市栄区の本郷ふじやま公園内に古民家があります。昔の農具が納屋にありますから農家なんでしょうが、かなりの豪農あるいは庄屋だったようですね。屋敷が立派すぎます。農具以外にもなつかしいものが色々あったので写真をのせます。
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土間ですね。
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かまど。火力が強いのでガスよりおいしいご飯が炊けます。電気炊飯は比較にならんでしょう。
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暮らし方によって道具も変遷してきました。現代の暮らしも便利ですが、昔の道具を取り入れた暮らし方も良いですね。どちらにも良い面と悪い面が人それぞれにあると思います。はじめから無理だと決めつけず、どうやったら取り入れられるのか、想像してみると楽しいです。

ちなみに私は、農的循環社会の信奉者です。暮らしのスタイルを少しでも農的循環型にもどすことで、食料問題、エネルギー問題、環境問題、社会問題などは良い方向へ進むと信じています。
by shizenchiyuryoku | 2012-08-11 23:33 | 基本的な考え方 | Comments(0)

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