カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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Something Great な チカラ

中秋の畑にて、最近の状況をお見せしましたが、今日は特に気になっている野菜を紹介します。

それは白菜です。

2種類の白菜を見てほしいのです。
ひとつは自然に生えてきた自生え白菜。
ふたつめは種から可愛がって育苗した白菜や購入苗の白菜です。


まずは自然生え白菜の経緯から写真で振り返りますね。
今年の春の写真です。このようにアブラナ科の野菜たち(白菜、小松菜、大根など)が子孫を残すために花を咲かせ、虫によって受粉し、種をつくります。この時期は生命の美しさと生存の営みに圧倒されます。種は取らずにそのまま地面にこぼれるがままにしています。
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そして7月初旬に発芽してきました。あれ、白菜の種まきのタイミングには早すぎる、野生の植物でも発芽時期を間違えるのかなあ、と思っていました。
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案の定発芽しばらくして虫に食われ葉はかなりやられ、そして梅雨明けの雨なし猛暑で息も絶え絶えのように見えました。発芽時期が早すぎるよ、と同情の気持ちでおりました。写真は8月中旬です。
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一方こちらは種から育苗中の白菜の苗。水やりに気を使い育てています。(9月初旬)
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そして畑に定植したのですが、すべて虫に食われたのは以前の記事に書いたとおり。唖然としました。苗はいい感じだと思っていたのに。。。写真は2回目の苗定植です。今度こそはと、虫よけに網カゴを用意し気合いが入ります。(9月中旬)
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そして10月中旬現在の姿は。。。。

先に、カゴの白菜です。自分で育苗した2度目の白菜はカゴの中でも虫に食われ、残りわずか。仕方なく市販の苗を購入することに。市販苗の中で酷いものがこの写真。(大丈夫なものも多いですが)
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そして一時はあきらめて放っておいた白菜。交雑し、小松菜やブロッコリと一緒に育っています。(大きさはシャープペンで想像ください)
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この白菜などの大きいこと。元気なこと。葉の色つや、厚みが違います。驚嘆です。
発芽時期を間違えて、なんて考えた人間の私の無知が恥ずかしい。
多分、小さな種の中には昨年の生育を通じて、この地の特徴などの情報が書き込まれているのですね。
そしてあらゆる条件を判断して発芽してきたのですね。
こんなことは人間やコンピュータには出来ないと思いますよ。
遺伝子組み換えのモンサントのコーンも今年のアメリカの干ばつでダメだったのだから。


福岡正信さんの本を読み返してみました。こうお書きになっていました。

「春までおくと、トウが立ち花が咲くようになって、(略)花から出た種子が落下して、付近一帯に6,7月、再度一代雑種の菜類がたくさん生えてくるようになる。この野菜は元の野菜とは大分おもむきの変わった合いの子の野草化された野菜になって、たいていは巨大なお化けのような野菜になる。」(無3、自然農法より)

「とにかくバランスを取るの取らないだの、播き時だのなんだのかんだの言って、理屈は言えますが、結論から言うと、それらの全体を見た場合には、人間が手も足もでないほど複雑微妙にからんだのが自然界ということなんです。(略)アカシヤ自身からみれば種子が1-2粒生き残り生えてくれればそれでよい。大多数の種は他の虫や小動物のえさになってさしつかえない。自然は皮相的にみればおおらかで大雑把です。その反面自然を分析的に深く研究していけば、科学的知恵では捉えられないほど高度な有機的生き物です。だから自然の真髄をつかみ、それを生かした自然農法などをやろうと考えたら、とんでもないほど、むつかしい、きびしい農法になるのです。上手に種をまくことから自然農法は出発するんですが、その上手下手が人知では計り知れない。」(自然に還る、より)


まったくおっしゃる通りです。

母なる自然界の、あるいはSomething Great なチカラによって、私も白菜の種と同じように生かされているのかな。
自然に感謝して、抱かれるように生きるべきなのに、人生で無駄なことばかりしているのかな、と考えさせられる私でした。。。





by shizenchiyuryoku | 2012-10-18 21:24 | 基本的な考え方 | Comments(0)

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