カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

プロフィールを見る

無肥料栽培は美味しい!

旧暦の正月を迎え、ようやく春の日差しを感じるようになりましたね。

畑の冬野菜は、旬が過ぎたものもあるけれど、皆元気です。
特に葉物や大根は寒さで甘みが増し、びっくりする美味しさです。
つくっている本人が言っても信じないでしょうが、本当にそう思うので今回は恥ずかしがらずに書きます。美味しくなければ、どんな理屈も説得力が無いと思いますから。


昨年暮れあたりから何人かの方が畑にいらっしゃいました。
畑に来ていただいた方には、説明だけでなくその場で食べていただくようにしています。「つまみ食いツアー」と言って、生えている野菜の葉などをその場でちぎって食べていただきます。
どんな反応をされるのか、こちらとしてはどきどき半分、期待半分で眺めている訳です。

最近は「おいしい」「甘い」と言われるのは当たり前で、
「今までの野菜はなんだったのか」「次元が違う」「やわらかい」「歯ごたえがしっかりしている」などの声もいただけるようになりました。嬉しい瞬間です。


今の畑は8年目を迎えました。自分で感じることと周りの声を参考にすると、7年目の昨年から特に味が良くなった気がします。噛みごたえなどの食感がしっかりしていて、噛むと甘みや作物本来の滋味が感じられ、おなかや細胞が喜んでいる感覚があります。


美味しい理由の一つは、栽培法です。つまり無肥料で自然界の生態系循環の中で養分が自然供給されるよう育てていることです。有機肥料を使ったものより、凝縮された作物本来の食べごたえと滋味があると、私は思います。

計測していないので断言しづらいですが、栄養価も全然違うと思います。
わたしの身体センサー(?)はそう判断しております。

また、作物の日持ちが全然違います。生命力があるので傷みにくいです。
無肥料野菜は肥料で早く大きくすることをしないので、成長がゆっくりで自然に育ちます。したがって細胞がしっかりしているのです。肥料で早く成長させたメタボ細胞は病害虫にも弱い生命力ということです。

無肥料以外で気をつけているのは、適地適作です。その作物の生まれ故郷を知り、もっとも生き生きと成長できるように考えます。こちらが環境を無理に作ってあげるのではなく、畑の風土・性格に合った作物を選び、適期に育てることです。


美味しい理由の二つ目は、種です。品種です。品種に勝る技術なし、とは農業の達人の言葉です。

流通や加工、販売業者の都合を優先して品種改良(改悪)されてきた品種が美味しいはずがありません。
たとえば、ネギ。スーパーなど一般の小売店のネギは、流通の段階で葉が折れないように(つまり硬い)された品種です。だから甘くて味は良いが折れやすい柔らかいネギは流通にのらないので一般の店で買うことはできないです。また、味は最高に旨いけど、形や大きさが不揃いの作物も、流通にのりません。

私は固定種の種を使い、できるものは種取りしていますから、だんだん畑に馴染んできたと思います。種を自家採種するためには長い間畑に置いておかねばなりませんし、発芽や作物の姿形の揃いがF1種に比べて悪くなるので、つまりは効率・回転が悪くなりますから、経済効率を追求する市場システムが受け入れず、結果として多くの生産者はやらなくなってしまったのです。


この辺で止めにしておきます。


言えることは、美味しさの理由は時間をかけた土づくりと品種づくり、それに尽きるということです。私は、伝統的な農法を学び試行錯誤しているだけで、それらを伝えてきたのは昔の先人たちです。グローバル経済や科学技術を全否定するつもりはありませんが、今の「次元の違う美味しさ」は日本の伝統的な知恵と手法によってもたらされている。と確信しています。

消費者は本当に健康で美味しいものが食べたいのなら、効率が悪くても頑張って生産している人を応援して支えなければなりません。そうしないと、近いうちに伝統的農法は崩壊し、値段も味も安全性(政府基準)も80点主義、そして土と種の健康度30点、伝統的文化価値0点の企業的農産物に席巻されるでしょう。伝統的農法を生かすも殺すも、消費者の考え方次第です。



d0190369_11151666.jpg

小春日でまったりする冬野菜たち


d0190369_11171163.jpg

果たしてつまみ食いの反応は?(先輩の息子さんは五感が研ぎ澄まされていた!?)
by shizenchiyuryoku | 2014-02-02 11:22 | 基本的な考え方 | Comments(4)
Commented by shizenchiyuryoku at 2014-02-23 08:29
ユウキさん
メールアドレスをコメントに送ってください。非公開としますのでご安心ください。よろしくお願いします。
Commented by みゆこ at 2014-03-06 22:34 x
「つまみ食いツアー」に誘ってくださってありがとうございました!
辛くてくさい・・・苦手な長ネギが・・・・あんなに柔らかくて甘くて美味しいものだと初めて知りました(驚)自然農の野菜のパワーをいただけました。また畑に遊びに行かせてください♪
Commented by shizenchiyuryoku at 2014-03-09 23:12
みゆこさん
ありがとうございます。今年の2月は雪で大変でした。雨よけシートも支柱ごと崩壊しました。しかし、雪に埋もれていた野菜は元気で、旨さは変わりません。また、旬の時に食べに来てください。
Commented by pestisida-alam at 2014-07-06 23:47
イシガキです、ごぶさたしています。柴犬のさくらと元気にやってます。伴侶もできました。自然農の畑、今年やっと念願のブログはじめました。
http://blogs.yahoo.co.jp/saku3tomo
良かったらたまにのぞきにきてください。家裏の畑、借りてる畑、ともに2年目。1年目より成長は良くないですが、草の様子、虫の様子、みてるだけで、和みます。あまり手はかけられず、できる範囲でやっています。わたしもにんにく収穫しました。本当に日持ちがするのでびっくりです!そして瑞々しくて!そして、ネギの話、気になりましたが、「軟白ねぎ」ご存知でしょうか?地元スーパーで売ってますが甘くて柔らかい。少し高価。でも東京、鎌倉では見かけなかった気がします。

今は地元で映像制作はじめました。北海道の景色、良かったらのぞいてください。
https://www.youtube.com/watch?v=RiVksDTVhXc&list=PLCR6sd5UVHSzL1i0kksPwBi9GUi9pY6FC

カテゴリ

全体
基本的な考え方
土作りについて
イベント
雑草の楽しみ
庭を畑にする
食料安全保障

最新の記事

日本の野菜は海外で「汚染物」..
at 2017-01-14 22:07
自然の循環の中で栄養は供給される
at 2017-01-01 21:18
きれいな花は子孫を残すため
at 2016-03-27 11:59
食料は足りるのか
at 2016-03-13 11:00
自然農法の土つくり2
at 2016-01-11 11:25
下ノ畑二行ッテ来マシタ
at 2015-08-22 19:57
芒種の本当の意味
at 2015-06-14 18:09
ゆく河の流れは絶えずして
at 2015-05-09 21:36
学会で認められる不耕起・草生栽培
at 2015-03-21 21:35
ムッシュー山下朝史とフレンチ..
at 2015-01-17 19:14
100年前の神奈川県の食事
at 2014-12-27 23:02
「二百十日の畑の様子」その後..
at 2014-11-16 22:38
「二百十日の畑の様子」その後
at 2014-10-05 00:12
二百十日の畑の様子
at 2014-09-01 00:31
種を採る
at 2014-06-15 21:14
春の楽しみ
at 2014-04-13 23:44
安心安全な野菜は種で選ぶべし
at 2014-03-19 20:57
無肥料栽培は美味しい!
at 2014-02-02 11:22
Life in all it..
at 2014-01-12 18:12
2013秋の無肥料畑
at 2013-11-02 23:39

検索

以前の記事

2017年 01月
2016年 03月
2016年 01月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月