カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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カテゴリ:土作りについて( 12 )

自然農法の土づくり

最近、自然農法プロ農家の清宮さんの畑へ勉強に行っています。
先代から数えると約40年近く自然農法で野菜を作り出荷されている農家です。

里芋掘りの手伝いをしながら感じました。
土は黒く、さらっとして手離れの良い団粒構造で、乾きすぎず湿りすぎずの程よい湿り気。
なによりも土の香りがとてもよかった。

私の土もいい感じになってきたなと思っていましたが、残念ながらとても足元に及ばないと痛感。
これが目標とする土かな、と感じました。

出荷用の白菜が大きく、ずっしりと重いことにびっくり。
私の今までの白菜はまだ小さく、重量はありません。
それは自然農法の限界かと思っていましたが、違いました。
草だけで土をつくってもこれだけの白菜ができると思い知らされました。

里芋は代々作り続けていらっしゃる品種でした。
とても美味しい!ねっとり感、しっかりした歯触り、深みある味、甘さ。。。
毎日食べても飽きないです。

土づくりとしてされていることは、草(雑草)を利用するだけとのこと。
基本的に表層でマルチのように利用していくのだそうです。
ただし、畝を作りかえる時には結果的に草をうないこむようになります。
先代が苦労して追求し完成された土づくりをうけついでいらっしゃいます。

ところで清宮さんのお父さんの時代に、横浜市の計画で農地整備事業があったそうです。
それによって土が上下いれかわり、下層部の死の土が表面にくることになった。
翌年はほとんど作物が育たなかったそうです。
先代はあきらめずに草を使って土を作り直し、ようやく7年目に回復してきたそうです。

そうです。土づくりに7年の時間がかかったのです。

私のこの畑も来年で7年目を迎えます。土中の構造など清宮さんの畑とは違いがあるのですが、7年目の期待があります。

雑草を生かした土づくり。
この重要性を五感で勉強させていただいています。
貴重な勉強機会を与えていただき清宮さんには本当に感謝します。



私は今、畝を少し耕しています。
清宮さんから教わった土づくり、前の記事「500年の自給自足」にあった掘り込み農法、MOA自然農法の方からアドバイス、などなどからインスピレーションをいただきました。

いままで不耕起にこだわりすぎていたのですが、耕起と不耕起の両方をやってみようと思いました。
不耕起の良さも体感してきましたが、耕起の良さも知りたいと思います。
なんだか次の次元に導かれている気がしていて楽しみです。

早速、いい値段の鍬を買いました。
鍛冶屋で作られた歯先と固い樫の木の柄。いい道具をもつと心も喜びますね。

乾燥草を少し入れ、土をかぶせながら畝を作ります。
サクッ、サクッ、サクッ。。。
心地よい音と触感に7年目の期待がふくらみます。





ここであらためて私が草だけの自然農法にこだわる主な理由を説明すると、

・いちばん健康的な野菜に育ち、そのため食感よい・美味しい・日持ち良い・腐敗しない・病害虫に強い野菜になるからです。

なぜそうなるか。

・それは人間の施肥による「速く大きな野菜にする」といった不自然さがないからです。
(早く大きな野菜にするのは、経済を優先するということです)

もう少し説明すると、

・野菜は、肥料養分があればあるだけ吸収する。人間のように、これ以上食べたら体に悪いからやめておこう、という自制はできない。
・養分を取り過ぎると、細胞が自然のスピード以上に生育し、大きくスカスカなメタボな細胞になる。
・メタボな細胞は病虫害に弱い。また、日持ちが悪く、常温で腐る。(自然界の植物は決して腐らない。腐る野菜は異常である)
・腐る野菜を食べるのが人間にとって良いはずがない。
・細胞がしっかりした野菜は歯ごたえ良く、味も良い。

・無肥料栽培とは人為的に施肥をしないということではあって、無養分で野菜が育つということではない。自然界にある土中の養分、小動物や微生物、草の根圏が作りだす養分によってバランス良い養分が保たれる。それら自然の循環によって供給される養分だけで野菜は育つことができる。
・人間が施肥をすると、特に化学肥料を施肥すると、微生物や小動物は死ぬ、あるいは活動しなくなり、自然循環の養分供給システムは壊れてしまう。

ということです。


他にも
・本来の日本の伝統農法であり、日本の風土に適した持続可能なやりかたである。
・お天道様と雨と多くの生き物のおかげで生きていることが実感できる。
・生き物との共生を大切にすることになる。
・なによりも、そこにいる人間が健康になれる。
などなどの理由もあります。


こんな考えで7年目の畑も継続していきたいと思います。

良いお年を!



清宮さんの白菜畑
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by shizenchiyuryoku | 2012-12-29 23:26 | 土作りについて | Comments(2)

I Love ミミズ.

前回の記事で「畑の虫たち」を紹介しました。
彼らも大切な畑の住人たちですが、忘れてならぬ偉大な住人を紹介しなければならない。

偉大な住人とは、、、





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ミミズです。


無肥料で作物ができる理由はいくつかありますが、その一つはミミズによるものです。

私の畑には多くのミミズがおり、そのために土が良くなり、作物ができている事実があります。(ダンゴムシ、トビムシ、ササラダニ、クモなども大切な住人ですが、今回は主役のミミズにゆずります)

ミミズの生態や効果について参考になる本が「ミミズと土と有機農業(中村好男著)」です。興味のある方は下部に紹介していますからご自身でお読みになってください。


1、ミミズの効果


・作物の草丈が伸び、収量が高まる。
・作物の成分なかでもカルシウムが多くなる。
・病気が防げる。
・土が柔らかくなり、通水性、通気性が良くなる。
・肥料を吸収しやすくなる。
・土壌生物の多様性が高まる。

本の中では比較実験による効果をみることができます。ミミズを入れた作物が他と比較して生育も収量も栄養成分も良くなっていることがわかります。



2、なぜミミズには効果があるのか

・ミミズの糞は作物に必要な養分(窒素、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウム、アミノ酸、等々)を多く含む。
・ミミズの糞は団粒そのもので土の構造を改善するとともに、微生物や小動物のすみかになる。
・ミミズの尿は土中のチッソ供給源である。
・土中でミミズの動く道である坑道は縦横に走り、空気や水の通路になる。また土を柔らかくする。
・ミミズにより枯れ葉や作物残さの分解が早くなり、腐植になる。
・チッソやリンを植物が吸収しやすい形に変える。
・根粒菌やVA菌(菌根菌)を活性化させたり体に付着させ土中を運搬する。
・ミミズの腸は微生物を育てる。
・ミミズの体成分はタンパク質つまりチッソが主成分であり、死亡すると土中に供給される。



3、ミミズがいるための環境とは

・餌となる有機物(落ち葉や作物残さや刈り草など)があること。
・土中の生息場が攪乱されないこと。

農薬や化学肥料を使いロータリーで土を粉々に耕す慣行農法は論外ですが、有機農法でもトラクターや耕運機のロータリーで畑を耕す場所にはミミズは生息しないため、なんと日本の農地の多くにはミミズは生育しないというのが現実らしいです!!!。ちなみにミミズは耕されない草地に多く見られるようです。

ひるがえって不耕起、草生、有機物マルチの畑はミミズにとって生育しやすい環境です。私はミミズのために土を出来るだけ動かさずに、餌を地表に置くことを心がけています。

またミミズが1平方メートルあたり15匹いると良い土だそうです。正確に計測していませんが、私の畑はそれ以上いるのではないかと思います。ありがたい。ありがたい。




ミミズは私がいないときにも、有機物を土中に運び、植物の栄養分を運び、微生物を育て、土を耕し、団粒化する、等々ものすごく働いてくれます。時給いくら払えばいいのだろうか。

耕運機のローンを払って、ミミズの効果の代わりに肥料を買って、、、。そういう農法ではロバートキヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」の貧乏父さんになってしまう。
そうです、私がいない間にも仕事をしてくれるミミズは「資産」であり、自分で運転しないと動かない耕運機は「負債」なのです。
(でも私は金持ち父さんじゃない。まあ、考え方だけでもそういうことにしておいてくださいな^_^;)

ミミズの生息しやすい湿潤な日本の風土を生かすだけで、省エネ・省資源で、生態系に優しく、健康なおいしい作物が出来るのです。

皆でミミズ資産家になって、豊かな日本にしませんか。




こちらが紹介した本です。

by shizenchiyuryoku | 2012-09-28 19:24 | 土作りについて | Comments(0)

草との付き合い


雨が多く、草の勢いがすごい。
1週間で、畑の景色は様変わりする。

4月まではホトケノザ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウなどのカラフルでかわいい草たちを眺め楽しんでいたが、今は恐怖におののく。

ギシギシ、スカンポが1メートル以上伸び、ノギクの仲間やイネ科の仲間が50センチ、スギナは30センチ、オオバコは20センチに成長し、昨年まで見かけなかった種類の草がたくさん生えていて図鑑で名前を探すのに追われる。夏草のヤブガラシが20センチ伸び、カナムグラ、ヤエムグラも棘だった蔓で威嚇してくる。

普通ならば、こうなる前に草を刈り、抜き、とするところだが、私はようやく草を刈る。
ここまで放っておいた理由は、草の根が無数にあることによって土中の微生物や小動物の生存が保たれること、草の根が土を耕してくれており、また土中の養分を集めてきてくれていること、常に適度の水分が土中に保たれていること等です。そして地表部の草が有益な有機物として土に戻すことができるので、出来るだけ大きくして戻そうとしていたからです。これらは無肥料で養分を供給すること、土の団粒化、化学性の改善に必要だという考えでいるからです。

でもこのまま伸ばし続けるのではありません。
今は、夏野菜などの植え付け時期です。それらの邪魔にはならぬよう、今までの働きに感謝し、そしてこの後も微生物や小動物の餌として循環してもらうように、また夏野菜の敷き草として刈り、大きなものは裁断し、土に返していきます。

昨年から敷いてある草はかなりボロボロになっており、その下では、無数のダンゴ虫、ミミズ、クモ、ヤスデたちがひしめいている。土は黒く、少し湿り気があり、ふかふかで、懐かしい良い匂いがする。林の落ち葉の下の腐葉土よりもっと甘い香りが強い。これだけの土を作ってくれる自然界の循環システムはすごい。


作物を植えるために、かなりの草を刈りますが、すべてを刈るわけではありません。貧乏性のため、畑のどこかに必ず草の一群を残します。草の姿を観察したいためであり、生き物の住処を残しておくため、そして私が食べるためです。

野草はアクがあるので、茹でたり炒めたりしますが、5月までは生でもいけます。もちろん段々と固くなってきて各植物特有のアクがでてきますから、4月までのように何もつけずに食べるのはつらいです。ただ良い調味料を考えたので、生でもとても美味しく、評判も良いです。


さて、草は指標であるとは、農業の達人の言葉として多くあります。循環農法の赤峰勝人さんもそのひとりです。赤峰さんは、草によってその畑の肥沃度を知る表を教えてくださいます。私の畑は、10段階の真ん中より上にくることが出来ました。5年前は中より下ばかりでした。ここまで来れたのは、雑草と関連する微生物た
ちのおかげです。赤峰さんによると、嫌われ者のスギナは土中のカルシウムを集めて、ミネラル豊かな土に変える役目を果たしています。私の憶測では地下茎で伸びる嫌われ者の草は、土の耕起もしてくれています。赤峰さん以外の指標では、私の畑は極チッソ不足です。いろんな指標を見ながら、そこにふさわしい作物を植えるのが楽しみです。


5年前はスギナだけでした。そしてその後も草の背が伸びなかった状態が続いていましたが、今ではギシギシも120センチ以上にぷりぷりと育っています。つまり、野菜が出来る土になってきたのです。草が生えない土では野菜も育ちません。草が大きく育つ土壌は野菜も育ちます。そして草が大きく育つ環境では、微生物や小動物も増えています。先日は初めて1メートルの蛇を見ました。5年の推移を見て体感できました。

農業の達人たちの言葉を信じて、本当によかったと思います。畑の周りの方々には、嫌な思いをさせて申し訳なく思っています。まだ発展途上ですが、大きく茂る草を見て今までの感慨にふけりました。(草刈にあまりに疲れたからかも^_^;)


草と種取り野菜の混在した一帯
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草を刈り、さつもいも、落花生、いんげん、おくらを植えた一帯(奥の株はぎしぎし他)
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子孫(種)を残すため、自身が空洞化しても頑張る大根
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もうすぐ収穫の大麦。麦茶が楽しみ
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スギナ茶。
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by shizenchiyuryoku | 2012-05-21 20:26 | 土作りについて | Comments(0)

土の固さ



前回の記事でMOA自然農法大仁農場において「土が固いのではないか」とアドバイスいただいたことを書きましたね。

早速、土の固さを調べるために、土中に棒がどのくらい差し込めるのか、やってみました。

多くの畝は手で触ると表層の10-20センチくらいはフカフカでやわらかいのだけど、その下は粘土質で湿っていて、固く冷たい感じがする。
そして棒差しの結果は畝により違いますが、平均で40センチ、一番良くて90センチ、、固いところは5-10センチでした。この結果はショック。もうすこしいいと思っていた。

隣の畑も測りました。
ロータリー耕をしていて、農薬不使用だけど化学肥料は使用するAさんのところは150センチ以上で、棒の長さの関係でこれ以上は測定できず。どんどん入っていく感じ。
ロータリー耕をしていて、農薬使用で化学肥料使用のBさんは130センチくらい。Aさんのところと違い、少し締まっていることと、途中で一旦固い層にひっかかった感触がある。農薬が原因かな。

どちらにも農法からしたら負けていないつもりのに、私の棒が全く及ばぬこの結果はどういうことだ!
相当落ち込みました。チカラが抜けました。やる気が。。。。。



少し気持ちが落ち着いてから考えたこと。原因はこのように考えています。

私の畑は造成畑で、客土した後に重機で固く締めたところ。宅地のようなものです。一方隣の畑は、40年以上も畑作を続けてきたところで、客土も圧縮もしていない。この差がはっきりと表れているのだと思います。

そして自分の過去の記録を調べると、90センチの畝は以前に170センチ掘り起こしたところ。5-10センチのところは実験として不耕起にしてあるところ。40センチのところは、20-30センチくらい耕起し、その上に20センチくらい土を盛ったところ。ということが明らかに。
なんだ、耕起したかどうかの違いだけではないか。農法なんて関係ないのではないか。(まだ気持ちが動転している。。。^_^;)



もっと時間が経ち、さらに冷静になってから考えたこと。

始めの条件はどの農地でも異なるものである。土が異なるので、各々が抱える課題も異なる。理想の状態に近づけるために各々がその土地に適した方法で色々試す。始めの条件も色々あるが、ちょっと考えても、こんなことが考えられる。
1、ずっと農薬・化学肥料を使い疲弊した土の畑。
2、耕作放棄が長く続いた畑。
3、田んぼを畑に転換する畑。
4、ガチガチ粘土で水はけの悪い畑。
5、砂地で乾燥しすぎる畑。
6、造成地を畑にする場合。(庭も含む)
それぞれに悩みが違うから、理想に近づける方法はちがうのだ。それを網羅的に説くのが自然農法や自然農であり、各人が自分なりに考え、自分に適した方法で微調整していくべきものであるのだ。
大仁農場も瓦礫と火山灰で草も生えないところが生まれ変わっているではないか。
私の場合は6を貴重にも経験させてもらっている。そして5年でようやくみえてきた。だから似たような環境の人にはアドバイスもできる。初めから完璧な畑だったら学ぶことも少なかったではないか。
(かなり前向きになってきました。今までもこんなことの繰り返しですー^_^;)


さて、前向きに気持ちが落ち着いたところで。
では私に与えられた課題をどのように解決していこうか。そう考えだすと、色々試したいことが浮かんできました。ということで、この冬は来年に向けて実験準備ができるなあ、とワクワクしてきました。(まったく気が変わりやすい奴だ^_^;)


もっともっと考えると。
棒が入るのが、すべての指標かというと、そうでもないのではないかと考える。土の固さの指標であっても、作物の生育の指標のすべてではないかと。
なぜなら、今秋の今のところの様子では、70センチが入る畝よりも刈り草たっぷりの40センチの畝のほうが、葉物の生育が良いこと。そして、以前紹介した自生大根「聖大宮」は10センチのところに生育しているという事実。。。。。。これをどう解釈するのか。。。。。

それに150センチ以上入る方の作物は虫害に悩まされているが、40センチの私のところはほとんど虫害がない。現代農業バックナンバーなどを読みあさっても、「あえて耕盤の下は固くしておく」という方もいるほど考え方も様々である。

棒がすべてではないことは明らかだな。いやあ、奥が深い。。深みにはまってゆきまする。。。。。




追伸:
以下は岡田茂吉さんの本を我流に超超・短縮解説したものです。

自然農法の原理とは土の威力を発揮させることであり、肥料に頼るのは人間の間違いである。肥料(化学肥料、人糞、動物糞尿など)をやると一時的には効果あるが、作物が土の養分を吸う本来の性能が衰え、いつしか肥料を養分としなければならないように変質してしまう。それを麻薬中毒と例える。施肥の結果、作物は弱くなり、病虫害が出ること、味が別次元であることなどを挙げている。
それらを肥毒とよび、肥料により土を汚さないように、土の清浄を保つことを説く。

自然堆肥使用は認めており、それは田んぼにおいては細かく切った稲藁であり、畑においては枯れ葉や枯れ草の筋が柔らかくなるまで腐植させたものである。自然堆肥は肥料分を目的としておらず、土を固めないこと、土を温めること、そして敷くことで土の湿り気を保つことの3点を目的としている。

火水土の3元素のことや霊的なもののことも伝えているが、ここでは省略する。このあたりはシュタイナー的であると感じた。
by shizenchiyuryoku | 2011-11-04 20:48 | 土作りについて | Comments(2)

MOA自然農法大仁農場


先日、MOA自然農法大仁農場へ見学に行きました(有機ネット神奈川主催)。
以前から行きたいとおもいつつチャンスを逃していましたが、良い機会をありがとうございました。また説明をしていただいた普及部の伊藤さん、ありがとうございます。

本当に沢山の教えをいただいてきました。
色々な農法を参考にして自己流でやっていましたが、悩みに突き当たることは日常茶飯事。少しでも核心を学びとろうと、故岡田茂吉さんの書籍を読んで臨みました。岡田茂吉さんの教えは自然農法分野以外は読んでいませんが、自然農法に関してはまったく同感です。というか、岡田茂吉さんがそもそも自然農法の提唱者ですね。日本のシュタイナーのような方かな、と直感しました。昭和10年に提唱され、その後色々な方が色々な方法で実践され今日に至るわけです。機会があれば、そのことは改めて書きたいと思います。


さて、この大仁農場は昭和57年(1982年)開場で約30年。山を造成した当時は表面が火山灰で少し下はガリガリのがれきで、とても作物ができるとは思えない場所であったと。実際はじめは草も生えなかったようで、始めて5年くらいで野菜ができてきて、10年目くらいで土が柔らかくなってきた感触を得たとのことです。

始めは土を作るために、鶏糞や牛フンも使った堆肥を使ったようです。しかしそれにより病虫害が出るために、草や落ち葉主体の堆肥に徐々に切り替え、今ではナス・ピーマンなどの例外を除き堆肥も使わないとのことです。このあたりの苦労話や経緯はとても参考になります。^_^;


最も強調されていたのは、
「野菜は肥料でつくるのではない。土壌の構造が最も大切で、2番目は土壌の生物性、最後に土壌の栄養成分である。」ということです。(あー、沁みわたるなあ^_^;)

以下は記録しておきたいと思ったことです。矢印後は私の感想です。

1、さつまいも、サトイモ、ジャガイモは自分の体で窒素固定している。だから痩せ地でもできる。
→なんということだ。マメ科だけだと思っていた。だから私の畑でもそれらはちゃんとできるのか。

2、ミミズ、コガネムシ、カブトムシは餌を食べて糞をすると、以前よりチッソが増えている。
→ミミズ以外もそうなのか。刈り草の下にたくさんいるダンゴ虫もそうなのだろうか?

3、健康な植物は葉を見てわかる。若草色で、厚く、つやがあり、切れ込みがはっきりしている、こぶりである。
→大きくて濃い緑の葉っぱをみたら肥料過多と思ってください。硝酸態窒素(ブルーベビー症)に注意。

4、土の肥沃の順。サツマイモができる→大根ができる→葉物が出来る→ホウレンソウができる(ただし芋や豆は蔓ボケする)
→現在の私の畑は大根と葉物の間。

5、水はけが良いと連作できる。悪いと病原菌が残り連作できない。収穫時に根を残すと小松菜も連作できるようになる。

6、土壌構造とは隙間がどれだけあるか。水の保持に良い。毛細根できる。柔らかすぎると土が乾燥して良くない。棒が入ると良い。

7、また土壌構造は下が粗く、上が細かい土であること。ロータリー耕だとダメになる。ロータリー耕は日本だけの悪しき現代農法。土中に耕盤を作ってその間だけで肥料で作物を作る方法。
→なるほど。イタリアで買った有機農業の本もロータリー耕の概念はないようで、フォークを刺して縦に切れ目を入れるイメージでした。ロータリー耕だと土壌構造が壊れ、根が窒息して軟弱になり、肥料に頼り、病虫害に侵され、農薬が必要になる、ということではないか。

8、根は大切。根が通ると赤土も黒くなる。
→実験見せてもらってびっくり!キャベツの根は土中1メートル下まで伸びていた。

9、完熟堆肥入れるとしまってきて長持ちしない。中熟堆肥を入れると長持ちし、虫来ない。表層に置くと虫が来る。
→えー、有機農法の教えとちがうなあ。

10、床土は山土50、落ち葉腐葉土50。

11、稲わらを畑に使うとカリ過剰になりマグネシウム欠乏に。畑には麦かんが良い。

12、幼苗時に化学肥料を吸うと、苦労できない弱い苗になってしまう。

13、荒れ地に堆肥を入れるとうまくいく。しかしその後肥えてくると問題出てくる。その時に堆肥を減らすのは難しい。

14、草は天敵の住処や土の水分保持のために良い。

番外、私の悩み相談に答えてくれました。
初期生育の遅さと生育が止まってしまう現象について聞きました。即座に解決法を教えてくださいました。答えは、土が硬いのではないかということでした。そして解決法を伝授してもらいました。解決法は早速実験の上、改めて紹介します。しかし、土が硬いとはあまりにも的確なアドバイスです。早速畑に棒を突き刺す実験をすべての畝で試してみました。結果はいかに?。。。。続く。。。。!!!!


最後に感想。大仁農場では自然農法の研究のために、膨大な実験をしてきました。人類の宝ではないかと思います。本来は日本政府や農学者が研究すべき事かと思いますが、自然農法や有機農法のような本物の研究にはカネが出ず、自然から離れる化学農法(カネの儲かる仕組み)にはカネが投入されてきたのだと考えます。(原発と同じだなあ)
私のようなものがひとりができる実験は限られるので、その人類の宝を教えていただくことが大切だと感じました。


追伸:ツアーにご一緒したAさん(神奈川の有機農家といえば知らない人はいない方)から教わりましたが、昔ながらの鍬による「サク切り」の作業は空気(窒素)を土中にいれる意味があるとのこと。機械(ロータリー)では荒過ぎてダメだそうです。頭を殴られた感じがしました。不耕起にこだわりすぎず、ちょっと試してみたいと素直に思いました。重い鍬でリズムよくやると、その音がたまらないそうです。やってみたい。。。。
by shizenchiyuryoku | 2011-10-30 15:36 | 土作りについて | Comments(0)

「生やす」か「乗せる」か

更新が遅いのに、いつも訪ねていただきありがとうございます。さて来週から10月中旬まで、留守にするので更新はありません。よろしくお願いします。


畑に来て、悩むこと。

それはぼうぼうの草を「刈るべきか、刈らざるべきか。」。
To be or not to be,that is question.(ハムレットも草刈で迷ったか?)

草だけが私の菜園で利用できるものなので、(足りなくて草を外部からいただいてます。)草の使い方が悩みどころです。つまり草を刈るタイミングに悩むわけです。

1、草を生やしておくことの主なメリット

・根が張ることで、土を耕してくれる。根が枯れた後も穴は残り、地表の空気と水を地中まで供給してくれる。
・根の周りに集まる微生物が菌根圏をつくり、地中と根との共存関係を作ってくれる。死後の菌はもちろん栄養素であり、また小生物のえさである。
・小生物、特にみみずの糞は大変素晴らしい栄養供給源であり、土の団粒化を促進してくれる。みみずの通り道も素晴らしい土壌環境をもたらす。
・草の根が地中深くから水分や栄養素を集めてくれるので、地表が野菜にとっても豊かになる。
・地表では、強い日光や激しい雨が地表をたたくのを防ぐ。急激な環境変化を防ぐので生物相が生きやすい。
・程よく虫の餌になり、野菜への虫害を減らす。また草が天敵の住処となるため、アブラムシなどの繁殖を増やさない。鳥や(悪い)人間からは目くらましに役立つ。

2、草を地表に敷くことのメリット

・有機物マルチとして、強い日差しや雨を防ぐ。
・急激な環境変化を防ぐので生物相が生きやすい。
・菌や小生物の餌として活用され、生物相が豊かになる。
・菌や生物は土の団粒化など土壌改良のために働いてくれる。
・草自体に栄養素があるので、土へ還元される。
・炭素も循環する。

さて、1と2、どちらがいいのでしょうか?

ここが悩むところですが、2の場合は土の変化がわかりやすいです。たっぷりと(20センチ強の厚み)で草を乗せておくと、地表は早く、ふかふかになります。色も黒々として、香りもいいです。(微生物や小生物の糞の香りかな?)
一方、1の場合はそういう急激な変化は感じません。地表は2よりは硬くしまった感触です。香りもなく、色も変化はありません。

見た目や、匂いや、感触なら2を選ぶでしょう。でも1のメリットは捨てられないし、地中の根のまわりの世界を頭でイメージすると、時間はかかっても素晴らしい効果があるはずだ、と思い直します。

今のところ私は他の判断要素も加えながら、その時々で判断しています。
1、土が肥えているところと痩せているところで使い分ける。
2、生えている草の種類で使い分ける。
3、草が成長期か衰退期化で使い分ける。
4、その場の作物の気持ちよさで使い分ける。
5、次作の作物の性質で使い分ける。
6、周りの方に迷惑になるかどうかで使い分ける。
7、偉そうに書いているが、その時の気分に左右されている。
などなどです。
まったく体系化できませんでしたねー。完全に裁量にゆだねている、というか気の向くままでした。^_^;

写真で例を紹介します。
ここは土が粘土質にちかく、やせているエリアなので、草の根を活用しています。左から枝豆(大豆)、あわ、奥はさつまいも、かぼちゃが育っています。(説明しないとわからないのが、めくらましのメリット)
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こちらは20-30センチの厚みで草を乗せています。この場所はこの状態で来春までお休みです。
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里芋の草は悩んだ末に、畝間をがしがしと歩いて草を足で踏み倒し(刈らずに)、その倒れた草の上に草をたっぷりと載せました。折衷案です。(疲れて楽をしただけ^_^;)
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いつもありがとうございます。
by shizenchiyuryoku | 2011-09-21 12:08 | 土作りについて | Comments(0)

草あればこそ

台風6号によって急に過ごしやすくなりました。その前は畑で麦わら帽子をかぶって草刈していてもフラフラする暑さでしたから、ひと雨降り相当楽になりました。ガンガン体が動きます。

夏は草の管理のためだけで畑に行くことがあります。梅雨時はひと雨ごとにあっという間に草が伸びます。夏の日照りでは、作物はじっと耐えていますが、草は梅雨時ほどでなくとも伸びています。

毎年変わらずすごいものです。変わらずとは不正確でした。正確には、毎年草の相が変わりますから、毎年その時々が驚きであり、都度対応を求められます。

7月を過ぎると、8月や9月植えの作物のことに考えがめぐります。仮に8月後半に種を蒔くものがあれば、できたら1か月以上前から畝の状態を整え始めることもあります。草を刈るものは刈り、畝の上に積み上げていきます。それだけでは有機物が足りない場合は、他のエリアの草を刈ってきたり、草をいただいたりしながら、畝の上を草マルチします。

肥料を使わない私にとって、草は唯一つの大切な土壌改良有機物です。

草が生えていれば、地上は日差しをやわらげ、地面に直射日光が当たらないので、湿った状態を地表は保ちます。根は地下の水分や養分を吸い上げ、根の周りに小動物や微生物が生存できる環境を作っています。微生物の中には、植物の根と共存して、窒素やミネラルなどの成分をやり取りしているものがあります。植物の根と微生物の間で交換システムが存在していたなんて、初めて知った時はびっくりしました。

草を抜いた畑は、カラカラで砂漠のようで、生き物がいないことが分かります。草が生えているところは、草刈のときにミミズなどが現われるので、ああ、みんな共存してるなあ、と感じることができます。また、草の根は地中に伸びることで、土を耕してくれています。地上部を刈ったり枯れた後は、根の跡が残り、空気や水分の通路として残ります。

刈った草は多めに積み重ねておくと、この時期であれば1カ月で下のほうから堆肥化していきます。ミミズなどの小動物がせっせと食べて、有益な団粒化した土にしてくれます。微生物による分解も進み、黒くてしっとりした芳しい堆肥ができます。積み重ねるときに、米ぬかや鶏糞などのチッソを加える方法が一般的ですが、私は今のところチッソなしでやってます。この草堆肥を土の上にどんどん積み重ねることで、小動物や微生物を増やし、土を上部からよくしていくことができると考えています。



ところで、私が毎月楽しみにしている雑誌に「現代農業」(農文協)があります。農家の栽培や暮らしの知恵がたっぷりと詰まった、私にとっての百科事典です。これだけの全国の農林畜産に関わるお年寄りや地域伝承の知恵は素晴らしいもので、日本が誇る知的文化遺産だとまじめに思います。こういうものを大切にしないと国は滅びるよ。

その現代農業。今月の特集は「いま、昔の農業をヒントにする」でした。混植、草を敵にしない、手作業の技、月齢の活用、江戸時代の肥料、、、など面白くてトイレからでられません。^_^;)
今回も勉強になりすぎました。

中でも気になったふたつ記事を選びました。

1、「無農薬栽培じゃがいものカギはメヒシバ診断」(長崎県雲仙市 俵さん)
・メヒシバばかりが生える畑でじゃがいもをつくると病気なく安心して無農薬栽培できる。
・それは他の草が生えないくらい酸性土壌であるということをあらわしている。
・じゃがいもはアンデスの痩せ地の生まれだから、生育に合う。サツマイモも痩せ地向き。
・逆に肥えた土地で育った新大陸のラッカセイ、エジプトのエンドウ、地中海のアルカリ土壌のほうれんそう、キャベツは全然向かない。
・「ものすごい痩せ地の象徴」であるチガヤが生えているとジャガイモにとっても痩せすぎていて不健康な土。PHを上げるため石灰入りの鶏糞を施すこと。

⇒がーん、わたしの畑にはチガヤがどんどん増えてきています。汗汗。。。なんとなく気にはしていたが。。。
 ええい、構うものか。エンドウはできるし、苗からだったらキャベツもできる。ジャガイモとサツマイモできれば(他にもできますよ)文句ない。と強がる私。。。
 チガヤはPHだけでなく、客土・鎮圧した粘土層に多いので、それを耕す目的で現われたのだと思っていたが、酸性すぎるのか。とやっぱり落ち込む私。。。
 いつもの迷いがむらむらと。どうしようか。ううむ、トイレから出られない。
 たぶんチガヤにも意味があってやってきた(酸性土壌をアルカリ土壌にするために、とか)と勝手に思い直し、現状キープに決定!(^_^;)


2、「昔の農家は草とどうつきあっていたか」(茨城大学農学部付属FSセンター 佐合さん)
・50年前の草と今の草を比較してみたら、小型のきれいな花の在来草は減り、大型で見栄えの悪い牧草や帰化雑草が繁茂してきている。
・これは機械的な刈り払いや、除草剤による一網打尽的な雑草管理をしてきた結果である。
・昔の農書にも草との付き合いは正確に記していない。
・草には清良記(以前紹介しました)にあるように食されてきたものも多くある。
・昔の人は薬になる草、食べられる草、きれいだから残す草、という思いで草を選別し、役に立つ草を残してきたのではないか。
・今大切なのは、望ましい草を残し、外来種や防除困難な草を選択的に防除することである。
・小型の草を残していくと極めて省力的な雑草管理ができる。

⇒なるほど。納得です。早速、私なりに選別をしてみました。セイタカアワダチソウなどの類はすべてひっこ抜きました。
 昔の農書「清良記」にでてきた草を残していこうと思います。
 そうすると、もっと草との共生のできる野菜が増えてくるのではないか。微生物も喜ぶのではないか。
 選択的草の自然農。理にかなっているかもしれないと、強烈に感じました。

素晴らしい知恵に巡り合うために迷いや確信が生じています。先達の経験値と知恵は本当にありがたいことです。何千年の知恵だもんね。日本はすごい。


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by shizenchiyuryoku | 2011-07-26 10:49 | 土作りについて | Comments(0)

土の上にも10年


現在の畑は草の勢いがすごいです。ハコベ、ホトケノザなど春の優しい草たちとは一転して、夏の荒々しい草に覆われています。目につくのは、イネ科のオギやチガヤの類、キク科のヒメムカシヨモギ似のもの、つる性のヤブカラシ、カネムグラ、地下茎が伸びるヨモギ、ドクダミ、コウブシなど、畑が野生化し、森に変わっていくのではないかと恐れおののきます。普通の農家なら気が狂うほど嫌がるものばかりです。

作物では、今のところ順調なものは、さつまいも、サトイモ、豆類(エンドウは終了、インゲンがこれから)、ウリ科(自家採種の東京かぼちゃ、相模半白きゅうり)であり、少し心配なのが陸稲、かなり悲観的なのがナス科(トマト、茄子)です。今後はあわ、大豆、胡麻を作付します。ナス科は昨年よりうまくいっていない。苗つくりで失敗したのですが、とても挽回できそうもない。とほほ。

草の相と作物の出来をあわせて考えると、どう考えても「痩せ地」であるからという結論です。循環農法の赤峰さんの「草で見る土のランク」で言うと、10段階の真ん中から少し上のあたりです。
土の物理性は確実によくなり、生き物の香りがするふかふか土になってきているのですが、肥料分不足はまちがいない。無肥料を徹底しているが、どうしても心が迷う。米ぬかなどで窒素を補うべきか、堆肥をつくり投入するべきか。毎年、迷っている。気持ちが負けそうになる時もしょっちゅうあるけれど、できているものもあるのだし、土は良くなっているのだから、もう少し頑張ろう、と言い聞かせる連続です。


そんな時にいい本に巡り合いました。
「自然農という生き方」(川口由一、辻信一)大月書店です。
川口さんの本や自然農関連の本はすべて読んでいますが、今回の本もまた面白かった。
なぜかというと川口さんの子供の時からの人生がつまっているのです。ものの考え方、生き方、がつまった対談です。辻さんがうまく引き出して下さってます。

そのなかでこのようにおっしゃっています。
「自然農で米も野菜も育てることができるまでに10年かかっていますから、その間は収入ゼロで子育てをするという、大変厳しい十数年間でした。」うまくできるひとは1年目からできる、ともおっしゃいますが、本人は10年も試行錯誤していらっしゃる。

自然栽培で奇跡のりんごの木村秋則さんも無農薬でりんごをつくるのに10年かかった。その間は大変な苦労をされている。

循環農法の赤峰勝人さんは無農薬を完成させるのに12年かかったとおっしゃる。

成田自然農法の高橋さんも10年とおっしゃっていた。


偶然なのかどうかわかりませんが、皆さん10年は試行錯誤されています。石の上にも3年、土の上にも10年です。
上記の皆さんはプロ中のプロの農家で、農薬化学肥料の慣行農法からの転換という共通点があります。地力を失い、疲弊した土からのスタートだったわけです。

自分をそんな方々と比べるのも大変恥ずかしいけど、現在の土地では5年目なのだから、まだまだ半分の道のりだ、と納得することで、今回は不安と迷いを吹き飛ばします。
恥ずかしい話にお付き合いくださり、ありがとうございました。

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荒々しい夏草

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種をつけ枯れたカラスノエンドウと勢力拡大のヤブガラシなど

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発芽してきた里芋

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活着したさつまいも





by shizenchiyuryoku | 2011-06-13 14:20 | 土作りについて | Comments(0)

4年前の写真


草が畑を良くしてくれていることを書きました。
今日は写真を4枚見ていただきたいと思います。

1枚目は、お借りしたばかりの2007年2月。こんな状態でした。
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2枚目は、スコップで掘って土中を確認したところ。がちがち粘土ですね。
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3枚目は、同じ2007年の4月。春の雰囲気です。
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そして4枚目は現在5年目になる2011年5月1日。
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通路以外は、2008年以降に浅く30-40センチくらい起こして畝を作りました。
それ以降、畝は起こさず、手を入れていません。(深く掘った畝はありますが)
肥料は無しで、刈り草や少しの落ち葉くらいを施しています。

年ごとに変化していくのが感じられます。
去年の同時期と今年の今は、やはり草の相も草の勢いも違います。

今日は変化を見ていただきたかっただけです。
説明などはまた随時したいと思います。

いつも閲覧していただき、ありがとうございます。
by shizenchiyuryoku | 2011-05-01 17:58 | 土作りについて | Comments(0)

草は畑の指標

久しぶりに放射能のことから離れて、畑のことを書きます。

暖かくなり、春の草たちが勢いを増してきています。
早春のハコベ、オランダミミナグサ、ホトケノザたちに代わって、今はヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、ナズナ、ギシギシ、スギナ、ヨモギ、タンポポ、オオバコ、日陰ではフキ、ミツバたちが元気です。

草を畑でうまく活用されている方たちにとっては、草は畑の状態をあらわす大切な指標です。また循環農法の赤嶺勝人さんがおっしゃるように、草はその場その時に使命をもって生えているのです。

5年前に未耕地としてお借りした今の畑は、早春はスギナばかりでした。夏にかけてセイタカアワダチソウのような強くて荒々しく根の厄介な草ばかりが生えました。その時にはハコベのような優しい草はありませんでした。

つまり畑の変化とともに草たちも変わってくるということです。いいえ逆に、赤嶺さんの言葉では、草の変化によって畑も変わってくるということです。

酸性の痩せ地ではカヤ、スギナ、ヨモギ、セイタカアワダチソウが生えています。そして肥沃で中性になるとハコベやホトケノザたちの優しい草に覆われるようになります。私の畑では、少しづつ土が肥沃になってきているといえます。でも、私は肥料や土壌改良剤は一切入れていませんよ。草を刈ったものや落ち葉などだけです。どうして土が肥沃になってきているのでしょうか。

赤嶺さんの言葉を借りれば、たとえばスギナは土に不足しているカルシウムを補うために使命を持って生まれてきた草なのです。また竹などの根の(厄介な)強いものは、土の中にあちこち根を張って、硬い土を柔らかくしてくれます。そうして草をその場にしておくと、足りなかった養分がどんどん供給されていくのです。恐るべき自然のシステムですね。土の自然治癒力といったところでしょうか。人間はあまり余計なことしないほうがいいということですね。根が邪魔だから掘って根を取り除けとか、石灰をまいて中性にしろだとか、かえって土を肥沃にする自然のシステムの邪魔をしているともいえますね。風邪をひいたときに熱を出して体が抵抗してくれているときに、薬で熱を下げてしまう行為と似ていませんか。

また上級者は、草を見分けて植える野菜の種類を変えます。たとえばイネ科の草がおおいところでは同じくイネ科の麦やトウモロコシを育てる。ホトケノザ、ハコベなどの草のところには、大根や白菜などのアブラナ科やナス、ピーマン、きゅうり等がよくできる。といった具合です。

教わることがいっぱいです。私も上級者をまねて作付けをしてみます。

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by shizenchiyuryoku | 2011-04-17 07:00 | 土作りについて | Comments(1)

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