カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

プロフィールを見る

<   2011年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧

適地適作




草を見て植える野菜を決める、などとテクニック的なことを前々回に書きました。
流れで、いままで諸先輩方の著書や講演で学んできたことなどを記したいと思います。まだすべて会得できませんが、自分でも体験できているものを取り上げます。(不定期掲載かもしれません)


適地適作という言葉はご存知と思います。

野菜にはそれぞれに原産地があり、その環境がもっとも気持ちよく育つことができます。遠く離れていても、その原産地にあった地域や風土、土質で健やかに美味しくできるのですね。

このことは特に無肥料栽培では大変重要なファクターです。
肥料などで、ごまかしが効かないので、本当にしっかりと影響が出ます。


例として良く知られているのはトマトですね。
原産地は南米アンデスの山岳で、痩せ地で、雨がなく乾燥している。
しかし朝は冷えるので夜露で水分が補給できる。
こういう環境が好きなのですね。

だからトマトにたっぷりと肥料や水をやったらすぐに病気になります。農薬のお世話になります。
高温多湿な地域では無理に作らないほうがいいということです。
沖縄ではうまくできずに、北海道では美味しいのではないでしょうか。
水はけの悪い土質や場所も良くないのではないでしょうか。

作物は本当に長い年数をかけて、新しい土地に順応していきますし、品種改良で少しは馴染むのでしょうが、それでも生まれ故郷のことは忘れないようです。種のDNAにしっかり残っているのですね。
(人間も適材適所ですね。嫌いなことはうまくいきませんねー。)


私は、自分が無肥料で、自給的な農を考えるに当たり、畑に合わないものはやらない。と決めました。
自然風土にあわないことをやろうとすると、持続不可能な農になる。
合わないものに苦労していろんな資材や薬を使うのでなく、ほったらかしで健康に美味しくできるものを探します。
そう考えると、たとえばヨーロッパの珍しいものなどは初めからやる気がありません。仮にできたとしても日本風の柔らかい味になってしまって、現地のものとは別物と思います。

それより伝統的に日本人が食べてきたもの、その地域の風土や土質に合うものを必然的に選ぶことになります。


ところが、本当の日本原産、というものは少ないようです。
フキ、セリ、ウド、タデ、ジュンサイ、アサツキ、ラッキョウ、ミョウガ、マコモ、クコクワイ、オニユリ、ヤマユリ、アシタバ、ミツバ、などのようです。
水っぽい場所が好きそうな野草が多いですね。こうしてみるとやはり日本は水の国なんですね。

平安時代以前に渡来したものなら種類が増えます。
カブ、ハタケナ、シソ、シロウリ、マクワウリ、ゴボウ、ネギ、ニラ、ダイコン、ニンニク、ショウガ、カラシナ、ナス、トウガラシ、キュウリ、ササゲ、、、
かなり充実してきましたね。

江戸時代までなら
ホウレンソウ、ニホンカボチャ、ツルムラサキ、ミブナ、キョウナ、フダンソウ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、ニンジン、ジャガイモ、サツマイモ、スイカ、ニガウリ、トウモロコシ、イチゴ、シュンギク、セルリー、キクイモ、、

明治以降は
ハクサイ、オクラ、ピーマン、レタス、キャベツ、、

うーん、私がまだうまくできなかったりするものは江戸以降のものに多いですね。まだ日本風土に無肥料でできるほど馴染んでいないのかな。
ちなみに日本古来のフキ、ミツバは勝手に生えてます(笑)。最高です。



食べる側からしても、昔から「四里四方に病なし」ということばがあるように、四里四方で採れる食材を食べていれば病気知らずで健康です。「身土不二」や「地産地消」の考え方と同じものです。

偉そうに言っていますが、私もコーヒーとか、やめなきゃいけないんだけど。。今回は野菜つくりの視点からということで。。。。。

次回は野菜の原産地にあわせる方法を紹介したいと思います。
by shizenchiyuryoku | 2011-04-26 23:35 | 基本的な考え方 | Comments(0)

がんばれ!すべてのいのち!


地震と放射能汚染が起きてから44日がたちました。
私はまだまだ悲観と楽観とを繰り返していますが、皆さんはいかがでしょうか。

以前紹介した奇形つくしや、トウ立ちができない大根・白菜(注)などからは「生命世界の異常」(内山節さんの言葉)を感じます。
(注:種取りをしたいとおもっていたメインの大根と白菜がトウ立ちのときにちょうど放射能の影響を一番受けた時期であり、トウがうまく立たなかったのです。時期が遅れたものは普通に立っています)

d0190369_033599.jpg

d0190369_0384523.jpg


一方で、あたり一面を覆い尽くす春の草たちを見ていると、自然は変わらずに存在していて、いつものように時が流れている、とも感じます。

どちらが本当かはわかりません。どちらも本当かもしれません。

さてそんな中で、プランターで芽生えたいのちの写真をアップします。1枚目は陸稲、2枚目はねぎ、3枚目はトマトです。彼らを見ていると、自然のチカラ、いのちのチカラを感じます。

がんばれ!すべてのいのち!


d0190369_19544735.jpg


d0190369_19561878.jpg


d0190369_19565428.jpg

by shizenchiyuryoku | 2011-04-24 20:04 | Comments(0)

陸稲を蒔く



陸稲(おかぼ)を蒔きました。
陸稲は水稲とちがって水田でなくてもできるので、以前から挑戦したかったのです。

いえ、本当のこと言うと2年連続で失敗しています。(恥ずかしい)

一昨年は、ただ畝にばらばらと直播をしました。その上に刈り草をかぶせただけです。結局、雨がいつ降るかと待ってるうちに、草に負けていました。そもそも発芽したのかどうかも確認できないくらい草に覆われました。

去年は失敗から学んだので、自宅で水浸し、芽出しをさせてから蒔きました。これで発芽は確認できてますから草よりも早く成長してくれると思っていました。が、その後探してもどこにも苗は見当たりません。見つかるのは殻だけです。鳥に食べられたのだと思います。

そして今年は3回目のチャレンジです。水浸で発芽させ、蒔いて、草で覆い、鳥よけのシートやネットをかぶせました。あまりこういった資材は好きでないのですが、そうも言っていられません。

品種は農林24号というウルチ米です。陸稲は水稲に比べて美味しくないという声も聞きましたが、試してみないと。まあ、うまく収穫できたらの話です。

日本人である私にとって、やはり米を自らの手で作る、というのはかけがえのないものです。私は外食以外では玄米をいただいていますが、玄米と味噌汁と漬物があったら十分だと思うことが多いです。それくらい旨いです。その米を自分で作ったら、どんな時代になっても心配ない気持ちになります。

どうか、お天道様、よろしくお願いします。

d0190369_23433613.jpg

by shizenchiyuryoku | 2011-04-20 23:45 | Comments(2)

草は畑の指標

久しぶりに放射能のことから離れて、畑のことを書きます。

暖かくなり、春の草たちが勢いを増してきています。
早春のハコベ、オランダミミナグサ、ホトケノザたちに代わって、今はヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、ナズナ、ギシギシ、スギナ、ヨモギ、タンポポ、オオバコ、日陰ではフキ、ミツバたちが元気です。

草を畑でうまく活用されている方たちにとっては、草は畑の状態をあらわす大切な指標です。また循環農法の赤嶺勝人さんがおっしゃるように、草はその場その時に使命をもって生えているのです。

5年前に未耕地としてお借りした今の畑は、早春はスギナばかりでした。夏にかけてセイタカアワダチソウのような強くて荒々しく根の厄介な草ばかりが生えました。その時にはハコベのような優しい草はありませんでした。

つまり畑の変化とともに草たちも変わってくるということです。いいえ逆に、赤嶺さんの言葉では、草の変化によって畑も変わってくるということです。

酸性の痩せ地ではカヤ、スギナ、ヨモギ、セイタカアワダチソウが生えています。そして肥沃で中性になるとハコベやホトケノザたちの優しい草に覆われるようになります。私の畑では、少しづつ土が肥沃になってきているといえます。でも、私は肥料や土壌改良剤は一切入れていませんよ。草を刈ったものや落ち葉などだけです。どうして土が肥沃になってきているのでしょうか。

赤嶺さんの言葉を借りれば、たとえばスギナは土に不足しているカルシウムを補うために使命を持って生まれてきた草なのです。また竹などの根の(厄介な)強いものは、土の中にあちこち根を張って、硬い土を柔らかくしてくれます。そうして草をその場にしておくと、足りなかった養分がどんどん供給されていくのです。恐るべき自然のシステムですね。土の自然治癒力といったところでしょうか。人間はあまり余計なことしないほうがいいということですね。根が邪魔だから掘って根を取り除けとか、石灰をまいて中性にしろだとか、かえって土を肥沃にする自然のシステムの邪魔をしているともいえますね。風邪をひいたときに熱を出して体が抵抗してくれているときに、薬で熱を下げてしまう行為と似ていませんか。

また上級者は、草を見分けて植える野菜の種類を変えます。たとえばイネ科の草がおおいところでは同じくイネ科の麦やトウモロコシを育てる。ホトケノザ、ハコベなどの草のところには、大根や白菜などのアブラナ科やナス、ピーマン、きゅうり等がよくできる。といった具合です。

教わることがいっぱいです。私も上級者をまねて作付けをしてみます。

d0190369_6553615.jpg

d0190369_6564337.jpg

d0190369_6585816.jpg

d0190369_657309.jpg

d0190369_658149.jpg







by shizenchiyuryoku | 2011-04-17 07:00 | 土作りについて | Comments(1)

生命世界の異常に気付くこと



昨年のことになりますが、哲学者の内山節(たかし)さんの講演を聞きに行きました。

哲学者といっても内山さんは群馬県上野村と東京の両方で暮らしていて、机上の哲学でなく、村という地に足のついたことをおっしゃるので、とても腹に落ちるのです。

こういうお話がありました。(記憶が少し薄れていますが、大きくは間違っていないはずです)

村の小川には昔から「かじか」という小魚が当たり前にいたようです。
ところがある時から「かじか」がいなくなった。
村人はそれを大きな問題ととらえて会合をもちました。
(内山さんの言葉では「自分たちの生命世界に異常が発生した!」と捉えた)

原因はわからないが、可能性としては
1、コンクリートの道路からアルカリ成分が川に流れているのが原因ではないか。
2、雪を溶かすために融雪剤をまいている。この成分が原因ではないか。
3、家庭の洗剤が原因かもしれない。

コンクリート道をすぐにどうにかできるわけでないので、2と3の対策をすることにした。
具体的には2の融雪剤をやめ、ブルドーザーを買って除雪し、日当たり良くして雪を溶かすようにした。
これは言うのは簡単ですが、手間を考えると大変な作業を強いられます。
また3の対策として各家庭で浄水槽を取り付けるようにした。

お話は以上ですが、衝撃的でした。ふたつのことが脳に刻まれました。

1、私たちは小さな小魚がいなくなることを自分たちの生命世界に異常が発生したこととしてとらえることができるだろうか。

2、具体的にすぐに解決策を実行できるだろうか。原因が特定できていなくて無駄になるかもしれなくても、すぐに実行に移すことができるだろうか。



いま私たちは、放射性物質の問題に直面しています。しかしもっと以前から化学物質の問題に直面していました。ほかにもたくさんの問題に直面していました。その時は少しの危機感をもったけれど、そのうちに小魚がいないことが当たり前の自分になってしまっていなかっただろうか。小魚をいつも観察することをやめてしまったのではないだろうか。小魚がいない世界を快適におもっていなかっただろうか。そして自分の生命世界を脅かす危険シグナルの感度をどんどん鈍らせてきていたのではないだろうか。
by shizenchiyuryoku | 2011-04-14 21:39 | 基本的な考え方 | Comments(0)

中高年 どんどん食べよう 被曝野菜



先日、有機ネット神奈川主催の放射能勉強会があり、原発反対運動を22年続けていらした「たんぽぽ舎」の原田さんのお話を伺いました。

原発反対の立場なので放射能汚染の危険性を訴えて恐怖を増幅する話かと思ったら、とても冷静な話でびっくりしました。

繰り返しおっしゃっていたことは、「普通の人が思っているより放射能は恐くない」という言葉でした。
「心配する人は心配しすぎ、心配しない人は軽率すぎる」(私は前者です。)
「放射性物質は検出されやすいから気になる。検出されづらい化学物質はよほど怖い」
「もともとアメリカや中国などの核実験で日本は放射能を浴びている。今回のは中国の核実験の数発分だ」
「子供や妊娠・授乳期の女性は安全に守るべきだが大人は大丈夫。40歳過ぎたら、汚染された野菜も食べてよい。高年の方はどんどん食べるべきだ。」


上記の話は、心配しすぎの私が受けた総評であって、安心を感じさせる側の言葉です。
一方心配すべきこととして、今の福島は予断を許さない状況であること、子どもたちは親が納得できるまで安全に守るべきであること、食品や水の汚染は長期にわたり続くこと、「等価線量」と「実効線量」の違いのこと、内部被ばくのこと、等リスクのお話もありましたが、総じて安全か危険かの0か100でないバランスの良いお話でした。


農業に関して言えば、
・高汚染農地(ホットスポット)は何十年も使えないが、神奈川は(現状では)大丈夫だろう。
・チェルノブイリでは表面の土をはがして1個所の穴に埋めるという除染をしている。
・今後政府が出すであろう(出さないか?)ホットスポットの分布図をもとに、耕作適地かどうかを判断したらよい。
・自分でもできる範囲で調べてみたら良い。福島の高濃度汚染地は京大の今中さんが調べている。
・調べるものはセシウムが中心である。半減期が30年だし、カリウムに似ているので作物が影響を受けやすい。
・植物は奇形の影響が出やすい。人間は弱いからその前に流産などで出産に至らない。

高濃度汚染地では米焼酎を造ると良い。蒸留すると放射性物質はのぞける。とは槌田敦さんのお話とか。




ところで表題のタイトルは綾小路きみまろさん風にしてみましたが、決してふざけているのでなく、私のように気にしすぎている人にはそのくらいの心構えが良いという意味です。誤解なきようお願いします。


有機ネットの仲間たちは、日ごろから安心な野菜を小さな子供たちに食べてもらいたくて一生懸命につくっています。だけどその子供たちに心から自信をもって勧められないことに、相当の心的ダメージを受けています。全く同感です。

私は気にしすぎの人間ですが、少しは気持ちが晴れました。もちろん100%晴れるわけはありませんよ。でも、今年は野菜を作ることさえやめるべきかと考えていましたが、つくる気持ちに切り替えました。気持ちを変えたのは自分が中高年だからであって、小さなこどもたちにつまみ食いをさせるところまでは回復していません。


そういう思いに揺れながらも、サトイモと生姜を植えました。どうか健やかに育ってください。
by shizenchiyuryoku | 2011-04-11 12:12 | Comments(0)

つくし 奇形・突然変異その後


前回のつくしの奇形を紹介してから1週間がたちました。

この間、北風の日はありましたが雨はなかったので、放射性汚染も少ないだろうと少し安心して畑に行きました。曲がったつくしも回復しているかもしれない。曲がったところは治って無くてもその後は元気にまっすぐ伸びているだろう。という期待を抱いて。。。。

結果は写真の通り。(ピンボケですみません)
1枚目が先週の写真で2枚目以降が今回の写真。(一部差し替えました)

d0190369_20554129.jpg

d0190369_1216270.jpg

d0190369_2058267.jpg

d0190369_20584942.jpg


なんと、悪化しているではありませんか。ショック。なんか被爆地のよう。
何だろう。なぜだろう。。。。。。


この写真の場所は畑の中の通路の脇です。
畑全体がこのような景色ではありません。念のため。

気付いたことがあります。
問題の通路脇は写真のとおり他の草もあまり生えていません。

一方、畝には緑のカーペットのように草がいっぱい。(下の写真)
カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、ナズナ、、、、
こういうところには、つくしはあまりありませんが、あっても奇形は少ない(ゼロでないのが怖いけど)。

自分の勝手な仮説では、草生栽培のような自然農では、植物たちや微生物とのバランスがよいために被害が少なくなるのではないだろうか。

あるいは以前の記事にもアップしたように、有機物が豊かなところではセシウムが植物に吸われるのを防ぐメカニズムが働くのではないだろうか。

慣行農法(肥料・農薬・殺虫剤・除草剤など)は生き物がいない土壌で地力もなくなっているので、放射能汚染に限らずあらゆる環境変化に弱いけれど、草生で微生物を大切にすると、多様な総合力で抵抗力が増すのではないか。
科学的な見地ではないけれど、そういう感じがするし、そう信じたいところです。

d0190369_20595546.jpg

by shizenchiyuryoku | 2011-04-08 21:03 | Comments(0)

やはり雨は要注意か



つくしの突然変異をお伝えしたところ、
津久井で「根っこ農園」を営む増田さんからいただいた情報です。
増田さんは小川町の金子美登さんのところで研修された有機農家です。
増田さん、ありがとうございます。

たくさんヒントをいただきました。

雨が影響をもたらしている可能性が高いこと。
とくに苗のときは影響を受けやすいこと。
セシウムやストロンチウムは、カリウムやカルシウムと間違えて植物がとること。

対策はこれから考えていきたいと思います。
わたしたち人間も十分すぎるくらいに気をつけましょう。




以下、増田さんの情報です。

「畑ではありませんが、うちは苗で異変が出ました。

苗への水やりはいつも納屋の屋根に降った雨水を利用しています。
震災後の3月11日~21日までは何の異常もなかったのですが、
21日・22日と雨が降った後もそのまま雨水を苗にやっていたら、
途端にシシトウ・ピーマン・キュウリがおかしくなってきました。
青枯病?のように急にくたってそのまま枯れてしまいます。

皆、本葉が出かかったぐらいの成長段階です。
ただ、同じ成長段階のナス・トマトは何でもないのです。
すでに本葉が何枚か出そっろている、
カボチャ・ズッキーニ・レタス・キャベツ・ブロッコリーも問題ないです。

ピーマン<シシトウ<キュウリの順に被害が大きいです。
キュウリに至っては3分の1が枯れました。

先日、津久井のメンバーで集まった時、
K君から、周期表でセシウムはカリウムと同じ族なので、
野菜がカリウムと間違えてセシウムを取り込んでしまったのでは?
と教えてもらいました。
つまり、普段からカリウムを取り込みやすい野菜が枯れてしまうのではないかと。
また人間への影響と同じように、赤ちゃん苗への影響が大きいのではないかと。

3月27日には雨水を中止し、自宅に引かれている沢水に変更しました。
その後はどの野菜にも異常は出ていません。」


以上
by shizenchiyuryoku | 2011-04-06 07:59 | Comments(0)

土壌学の専門家



安全な食・農・環境問題の情報発信センター『ビジョン21』を主催する安田節子さんからいただいた情報を紹介します。ためになる情報をありがとうございます。

土壌学がご専門の新潟大の野中昌法さんが福島原発による土壌汚染問題について情報を発信されています。以下に内容をコピー致します。



各位

 野中です。土壌学が専門なのでその観点から記載します。また、環境汚染物質化学と言う講義でチェルノブイリや核種による環境汚染問題を話しています。
 飯舘村を始めとする放射線核種による土壌汚染問題ですが、先日新潟日報の取材があり論説に掲載されますが、その要旨を述べます。
 1950年代から1960年代においてソ連、アメリカ、中国等の原水爆実験で日本には多くの核種が落ちてきました。そのころ、新潟大学土壌学研究室も含めて土壌中の挙動と作物への影響について研究が行われました。東大の研究も含めてのその当時からの知見の紹介です。

�ヨウ素131はガンマー線ですが、半減期は8日ですので、土壌への長期蓄積はありません。
  現在の汚染は降下物としての農作物への付着だけです。
�セシウム137はガンマー線ですが、半減期は30年です。土壌中では水には溶けにくく、土壌中50~70%保持されます。土壌中では動きにくいですが、カリウムがあると置換されやすく、作物への移行を抑制できます。原子の周期表ではカリウムとセシウムは同じ第1族で挙動が似ています。土壌中では表層土壌に蓄積すると考えられます。
体内から排出されやすいと言っていますがガンマー線ですので細胞や染色体に影響を与えることに変わりはありません。
�ストロンチウム90はベータ線で、半減期は28年です。今回測定値が発表されませんが、必ず出ています。何故発表できないかといううとマスコミ等で話題になっていますが、ベータ線は測定に時間がかかるからです。ストロンチウムは同じ2族のカルシウムと置換されやすいです。したがって、土壌中ではカルシウムがあると作物への吸収は抑制されます。また、土壌の中で20~30%が水に溶けて、下層土壌への移行と作物への吸収がセシウム137と比べて1桁大きいです。
人間の体内に入るとセシウムより危険です。なぜなら、カルシウムと同じ挙動を示すので、カルシウムと交換して骨に蓄積してベータ線を出し続けます。骨細胞を破壊してガンになり易くなります。

  畑作物の場合、土壌中に蓄積したセシウム137の吸収率は0.05%以下と考えられますが、イネの場合は湛水状態で0.1%~1.0%程度まで高くなるようです。ただし、先にも書きましたが土壌中のカリウムイオンと置換されて、カリウムがセシウム137の作物への吸収を阻害すると考えられます。有機物を投入した土壌でもセシウム137の吸収を抑制する作用があると思います。

ストロンチウム90はセシウム137と比べて、作物への吸収量は一桁多くなるようです。この吸収も土壌中の有機物で抑制できる可能性は大きいです。

  稲作の場合、土壌中の核種だけでなく、農業用水に含まれる核種も問題となります。活性炭・ゼオライト等である程度、除去可能かと思いますが、
  
  また、現在大気中から降下してくる核種は植物に付着させて、土壌中への蓄積を少なくすることが大切です。また、土壌を耕起しないことも大切です。セシウム137は土壌表層だけに蓄積していると思いますので、また、その際、人間が呼吸で内部被ばくします。
  
チェルノブイリでは菜の花で植物除去を行っていますが、これも栽培する時と収獲で人間が内部被ばくするかも知れませんので反対です。チェルノブイリでもストロンチウム90が高濃度で蓄積しています。
  
  セシウム137とストロンチウム90が土壌に蓄積した場合、土壌の入れ替えしかないと思いますが、どの程度で入れ替えが必要か今後の課題です。
  また、森林土壌に上記2核種が蓄積した場合、きのこに濃縮蓄積されやすいのできのこ栽培ができなくなります。きのこは食べられないでしょう。
  更に、牧草地では地上部に蓄積させて刈り取り除去をすることしか手がないと思います。

 IAEAの飯舘村のデータはヨウ素131と聞いています。今後、土壌中のセシウム137と共にストロンチウム90にも関心を示してください。

 汚染土壌の分布は風向き、地形により異なります。飯舘村でも場所により汚染の程度が異なるはずです。きめ細かなモニタリングで安全である場所と汚染場所の詳細な情報を公開して飯舘村全域や福島県全域が汚染されているような情報を出すことは良くないと思います。

 これから農作業が始まる時期になり、私たちにできることはなにか?
 中越地震の時、原発が火事なっただけで、柏崎の有機栽培農家は風評被害で2年間苦労したと話していました。
 私たち消費者も含めて皆さんで、真剣に考えましょう。

以上
by shizenchiyuryoku | 2011-04-03 21:14 | Comments(2)

放射能による突然変異か



久しぶりに畑に立ちました。

おそるおそる立ちました。

見渡すと変わらない楽しい世界がありました。
菜の花が咲き、カラスノエンドウやほとけのざ、おおいぬのふぐりといった春の草たちが迎えてくれました。

放射能は関係ない。気持ちの問題だと感じました。ある時までは。

d0190369_1836223.jpg


つくしが生えているので、煮て食べようと採りだして気付いたのです。

ヘンな姿のものがある。
本来はまっすぐ伸びているものだが、先のほうで折れ曲がっている。
2度折れ曲がっているものは、100本に1本くらい。
45度くらいに折れ曲がっているものは20-30本に一本くらい。
真下に180度曲がっているものもある。

こんなの見た記憶はない。

d0190369_18324742.jpg


そういう目で草たちを見ると色々と気がついた。

ぎしぎしの葉がよれているものが見受けられる。
カラスノエンドウの葉のふちが黒くちじれているものがある。
ほとけのざの葉が赤黒い気がする。

d0190369_18333335.jpg


一瞬、ナーバスになりすぎているのかとも思ったが違うと思う。

やはり以前にとりあげた市川定夫さんの「むらさきつゆくさ」の突然変異と同じでないか。

何が起きているのか。

東京近郊の社会は、落ち着きを取り戻しているように見え、自分がヘンなのだと感じるが、草たちは教えてくれている。坑道のカナリアみたいに。大変なことが起きていないだろうか?
by shizenchiyuryoku | 2011-04-01 18:37 | Comments(0)

カテゴリ

全体
基本的な考え方
土作りについて
イベント
雑草の楽しみ
庭を畑にする
食料安全保障

最新の記事

日本の野菜は海外で「汚染物」..
at 2017-01-14 22:07
自然の循環の中で栄養は供給される
at 2017-01-01 21:18
きれいな花は子孫を残すため
at 2016-03-27 11:59
食料は足りるのか
at 2016-03-13 11:00
自然農法の土つくり2
at 2016-01-11 11:25
下ノ畑二行ッテ来マシタ
at 2015-08-22 19:57
芒種の本当の意味
at 2015-06-14 18:09
ゆく河の流れは絶えずして
at 2015-05-09 21:36
学会で認められる不耕起・草生栽培
at 2015-03-21 21:35
ムッシュー山下朝史とフレンチ..
at 2015-01-17 19:14
100年前の神奈川県の食事
at 2014-12-27 23:02
「二百十日の畑の様子」その後..
at 2014-11-16 22:38
「二百十日の畑の様子」その後
at 2014-10-05 00:12
二百十日の畑の様子
at 2014-09-01 00:31
種を採る
at 2014-06-15 21:14
春の楽しみ
at 2014-04-13 23:44
安心安全な野菜は種で選ぶべし
at 2014-03-19 20:57
無肥料栽培は美味しい!
at 2014-02-02 11:22
Life in all it..
at 2014-01-12 18:12
2013秋の無肥料畑
at 2013-11-02 23:39

検索

以前の記事

2017年 01月
2016年 03月
2016年 01月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 03月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月