カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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野菜におけるセシウム移行係数



農水省が5月27日、放射性セシウム137が土壌から野菜へ移行する係数を発表しました。現時点ではあくまで過去の論文などをとりまとめた参考値です。

以前書いた「神奈川の野菜は大丈夫」
http://eatyasou.exblog.jp/13560929/
で私が使った数値よりかなり低いようです。
高めの移行係数のカラシナでも0.039です。(3.9%)
神奈川県の発表数値である土壌汚染が100ー200ベクレルですから、
200×0.039=7.8ベクレル/Kgとなります。
武田邦彦さんの20ベクレル/Kg(年間1ミリシーベルト被曝することを許容し、その1割を食品から取ることを許容するという前提)に収まりますから、安心である、と判断することができます。
(前回ブログ記事は最後尾に数値を加筆修正しておきました。)

代表的な野菜の移行係数
ホウレンソウ 0.00054
カラシナ   0.039
ハクサイ   0.0027
きゅうり   0.0068
そらまめ   0.012
ねぎ     0.0023
じゃがいも  0.011
さつまいも  0.033

詳細は農水省
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/110527.html
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/pdf/110527-01.pdf
by shizenchiyuryoku | 2011-05-31 07:32 | Comments(0)

遺伝子組み換え食品も危険!

放射能と別の危険な話です。

それは遺伝子組み換え(GM)食品です。

今まではイメージでなんとなく嫌だなと思っていましたが緊急の問題ではないと思っていました。しかし今回の原発のことで、推進派の裏にいる利益享受者(支配層、多国籍企業、政治家、官僚、学者、マスコミなど)たちは善意の人たちではないので、好きにさせておくととんでもないことになることが身にしみてわかりました。
そこで改めて学ぶため、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」主催の上映会とパネルディスカッションに参加しました。上映映画は「暴走する生命」、講師は天笠啓祐さん、安田節子さんでした。わかりやすく説明してくださり、ありがとうございました。


学ぶことは多々ありましたが、問題の構造は原発と全く同じでした。今わたしたちが声をあげて食い止めないと、後世に悲劇を起こすこともわかりました。
現在、農水省がモンサント社の認可をすべくパブリックコメントを募集しています。(最後尾)どうか、どんなことでも構わないので声を届けてください。


学んだことを箇条書きします。

・遺伝子組み換え食品の安全性と危険性はわからないままである。国は開発企業のデータのみで判断し、安全だと言っている。
・放射能汚染のようなわかりやすいデータはない。(死、白血病、奇形など)。
・すぐに影響がわからないことが厄介であり、こういった潜伏拡大型はある時点で一気に広がる可能性がある。
・アメリカはGM食品表示義務がないので、国民は選択する自由がない。だから壮大な人体実験がなされている状況である。
・米国環境医学会は動物実験の結果として2009年5月に「GM食品はアレルギー、免疫力低下、子孫の数が減る、子孫がひ弱になる、腎臓・肝臓を弱らせる」という発表をしている。
・インドではGM綿を刈り取った跡地で放牧した羊・山羊が死んだ。(インド政府は正式調査せず)
・アメリカでGMとうもろこしを与えた家畜は不妊が増えた。


・日本で認められているGM作物は、大豆、とうもろこし、ナタネ、綿、甜菜、アルファルファ、パパイヤの7種(要するにアメリカが作付けしている作物)だが、消費者の根強い反対により現時点では日本では栽培されていない。
・日本へは主にアメリカからの作物や、加工品から検出される。食料油やしょうゆにはGM表示義務がなく選択できない状況である。表示は原材料に占める割合が上位3位までで、かつ全重量に占める割合が5%以上のもののみであり、抜け穴だらけである。加工品であるコーンスターチなどはわかりやすいが、よくある植物性たんぱく、植物性油脂などの実態はわからない。
・花粉防止イネなどを農水省が音頭をとって進めようとしている。今後は放射能耐性イネなど開発してくるのではないか?


・昔から支配者は食物で支配してきた。今はアメリカであり、代表企業はモンサント社である。他にはデュポン、シンジェンダ(スイス)、バイエル(ドイツ)など。世界の種の20%はモンサントが、70%を10社の多国籍企業が支配している。
・遺伝子組み換えにはビルゲイツ財団も資金援助している。(裏にはろっくふぇら?)


・TPPは反対しよう。TPPは農産物の輸入の問題だけでなく、国の制度もアメリカの国益に沿って変えられます。いまのわずかなGM基準や表示も撤廃されて、日本人にGM作物をどんどん食べさせるでしょう。



農水省のパブリックコメントがあります。
モンサント社が農水省にセイヨウナタネ・トウモロコシ・ワタなどの遺伝子組換え作物の栽培・流通・輸入等のを可能にする申請を出しました。農水省は、これらの遺伝子組換え作物承認前にパブリックコメントを求めています。

https://www.contact.maff.go.jp/maff/form/b3da.html

声を出してください。簡単でいいです。
「安全が保障されていないものを国民に押し付けるな。原発で懲りていないのか!国を売るな!」











by shizenchiyuryoku | 2011-05-26 23:23 | 食料安全保障 | Comments(2)

講演会「チェルノブイリからみた福島第一原発震災~土壌浄化・エネルギー自給の可能性を探る~」


日本有機農業研究会の青年部で企画している緊急講演会をご案内させて頂きます。講師は「チェルノブイリ救援・中部」の河田昌東さんです。

ウクライナのナロジチにおける菜の花プロジェクトの経験から、第1部でチェルノブイリと福島の事故の比較について、第2部で「チェルノブイリ救援・中部」が実践している土壌浄化やエネルギー自給についてお話を伺います。福島・日本で私たちは今何をすべきかという河田さんの見解をお聞きできるかと思っています。

お申し込みは事前に電話かメールで事務局までお願いします。



「チェルノブイリからみた福島第一原発震災~土壌浄化・エネルギー自給の可能性を探る~」

講師:河田 昌東さん 遺伝子組み換えの専門家 「チェルノブイリ救援・中部」理事

日時: 6月5日(日)13:00~17:00
会場: 國學院大學 渋谷キャンパス 常磐松ホール
定員:200名
参加費:1000円(一部を義援金として寄付させて頂きます)

〈プログラム〉
受付開始 〈12:30〉
第一部 「福島原発震災とチェルノブイリ」〈13:00~14:45〉
第二部 「放射能汚染下でどう生きるか」〈15:00~17:00〉
閉会〈17:00〉

お申し込み:日本有機農業研究会 事務局
TEL:03-3818-3078
FAX:03-3818-3417 
Eーmail:seinenbu@joaa.net


参考
チェルノブイリ救援・中部
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/


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by shizenchiyuryoku | 2011-05-23 18:21 | Comments(0)

陸稲の様子



前にも書いたように、陸稲に挑戦3年目。

その後の経緯をお伝えします。

実は、今年すでに2回も鳥の餌食になりました!
1度目は、籾まきの後、不燃布をかけておきましたが、鳥に破られめくられて食べられました。茫然。
2度目は、草をたっぷりかけて目くらませしましたが、草を動かされて食べられました。茫然再び。

今年はこのままでは引き下がりません。
原発問題でエネルギーと食糧の自給の重要性を再認識させられています。なんとしても米の収穫までこぎつける執念があります。

私の頭より鳥の頭が賢いことが判明しました。このまま同じことをくりかえしても負けるだけです。ここはじっくり考えて、方法を変更することにしました。

今までは、芽出しした籾をそのまま蒔く「直播」でしたが、改めます。苗を作って、植えかえる「田植え」(田んぼではないですが)に変えます。お米本来の作り方ですね。

自宅のプランターに籾を蒔き、育てます。赤峰さんは5.5葉(葉が5.5枚です)だと苗が高校生くらいで植えるにちょうどいいとされています。有機農業研究会の舘野さんも、昔から成苗とされる5葉が理想といわれます。現在の慣行農法の機械植えはもっと早くひょろ苗を植えるようです。

という教えがありつつも、気が焦り、2葉から3葉で植えてしまいました。(結果はどうなるのか)

1週後に確認しても、鳥にはやられていませんでした。なんとか鳥には勝ちました。
これからは草との競争になると思います。3葉では負けてしまうので、毎週草取りかもしれません。

第2段の苗を作っているので、次は少し大きくして植えてみたいです。

お天道様、よろしくお願いいたします。

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1枚目:籾から発芽させてプランターへ

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2枚目3枚目:プランターでの育苗

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4枚目:苗の大きさ(2葉)と根張り

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5枚目:畑に植えたところ
by shizenchiyuryoku | 2011-05-20 22:22 | Comments(0)

大きかった赤峰さん


生の赤峰勝人さんは大きかった。仏さまのようにニコニコし、存在は山のようにどっしりと揺るがない男でした。

講演では多くのことを考えさせられました。

・自分がやっている農や健康の考え方の方向に間違いはない、と安心できた。しかし自分の実践や研究は量も質も、足元にも及ばない。(当たり前だ!と叱られた気がします)
・多くの方の病気を診てこられた積み重ねによって、食事と病気の関係をここまで解明されているのかと、想像以上に驚いた。何事も数を見て、必死に研究すれば達成できるものなのかと、思い知らされた。そして千島学説や化学式など理論的に学ぶべきことを教えられた。本当に健康な作物を作るには、人体の仕組みも知っておかねばならぬことだと思う。
・写真で見た作物の出来はすごかった。里芋、人参、白菜、茄子、ピーマン。。自分は無肥料にこだわりすぎているのか、やはり炭素:窒素=79:21の堆肥が必要なのか、、、と迷う。しかし赤峰さんは豚糞完熟堆肥を使いながらも、土、草、虫、微生物に対しての考え方が、有機農業ではなく自然農法であったので、大きな軸は同じであると思い直す。
・草は種をつけてから刈り、乾燥させてから土にうないこむ。(炭素循環農法では生草が良しとされていた。慣行農法や有機農法では種をつけたらいけないということになる。)他、技術的なヒントも多くいただいた。


ところで、もっとも楽しかったのは、Oリングで土や野菜の診断をする話と実験でした。
参加者がステージに上がって、Oリングを片手でつくり、片手に携帯電話を持つとOリングは弱く、なずな玄米おにぎりを持つと強くなる、というものでした。本来はなずなの土と化学肥料の土とを比較するはずだったのに、忘れてしまったと悔しがる赤峰さん。見たかったなあ。

私は、無肥料でうまく育った野菜は、生命力が最もあふれており、化学肥料であれ有機肥料であれ肥料を入れた野菜とは格段に味も違うし、細胞が即座に喜ぶ、と信じているから今の方法にこだわっています。
食べれば判ると思うのですが、このいのちのつまった違いをどうやったら伝えられるのだろうか、と考えていました。見た目の形や大きさなどでなく(実は本当の野菜と軟弱野菜は見分けができます)、いのちを表す単位があったらいいのにな、と思っていました。たとえば「この野菜は100いのちです。こちらは35いのちです」みたいに。ですが、それを計測する方法もわからず、妄想で済ませておりましたが、赤峰さんの講演会で出会ってしまったわけですね。

いつか、Oリングで土や野菜を実験して、結果を公表したいです。わくわくします。


このブログでは講演内容をお伝えすることは全くできていません。講演会に参加できなかったけれど、赤峰さんのお話に興味があるという方には、著書をお勧めします。代表作の「ニンジンから宇宙へ」だけでなく、循環農法の解説本や、料理本、千島学説の本など多種の本、以前の講演のDVDもあるようです。なずなワールドへお問い合わせください。
http://www.nazunanokai.com/world.html

最後に今回の講演会を主催して、素晴らしい機会を与えてくれたスタッフの皆様に、心から感謝します。





by shizenchiyuryoku | 2011-05-17 22:48 | Comments(0)

神奈川の野菜は大丈夫

原発事故から2か月が経ち、情報が整ってきたので、久しぶりに放射能のことを書きます。

当初は超悲観的な私でしたが、現在は冷静になっています。
人間は情報がないとパニックになりやすい生き物であると、良くわかりました。

事故当初の水素爆発のときに大量の放射性物質が放出され、神奈川県にも飛んできました。その影響で、私の菜園のつくしやトウ立ち期の大根や白菜に異変が見られました。知人の雨水による苗の異常も同時期に起きています。
現在は、当初の放出量に比較してかなり落ち着いているため、畑でも異変は感じません。


以前に、頭の体操のために食品による被ばく計算の記事を書きました。
今回は中部大学の武田邦彦さんのブログを転載して、ひとつの指針としてみたいと思います。
そのうえで、神奈川県の発表数値を検討し、暫定の結論をだします。


まずは武田さんの5/2付けのブログから転載させていただきます。
武田さんの考え方については転載元の以下ブログでご判断ください。
http://takedanet.com/


以下コピー・・・・・・・・・

食材での被曝を減らすために必要な知識は、まず、簡単にまとめると次の通りです。

1.食材は1キログラムあたり10ベクレル(ヨウ素、セシウム)を下回る場合は、「安心して食べることができる」として良い。
2.現在のところ、肉類、コメなどが汚染されていないので、野菜と牛乳だけが問題なので、幸いなことに、野菜についは20ベクレルまで大丈夫。
3.野菜は「福島、茨城、栃木」の野菜は控える。東京や群馬、千葉、埼玉、宮城の多くの野菜も「規制値以下」ということで、データが公表されていないので、データが公表されるまで控えた方が良い(データが手に入れば、この(武田さんの)ブログに掲載します)。
4.産地が偽装される可能性が高いので、余裕があれば、関東以外で取れる旬の食材を求める。たとえば北海道産、九州産のように特徴があれば万全。
5.肉類と鶏卵は、福島県産の鶏肉、豚肉はギリギリで、しばらくしたら大丈夫になりそうだが、他の都県のものは10ベクレル以下で安全。牛乳についてはまた別に整理する。
6.岩手、秋田、新潟、長野、山梨、静岡と、それより遠い地域で10ベクレルを越えるような食材は見あたらない(安全)。
7.危険な食材しか得られない場合や自分で計算する場合の計算方法はこの記事の下の方に示す。

【説明】
データを集めるのに少し時間がかかりましたが、4月に入って全般的に汚染が少なくなって来たこと、肉類やコメが安全なことから、連休明けまで待っていて良かったと思います.

「ケース1: 食材が全体に汚れているとき(今は違うが、基本だから)」

一日に日本人は1.4キロの食品を取りますから、もし10ベクレルなら、
10ベクレル×1.4キロ×365日(1年)×2/100000=0.1ミリシーベルト
となります。最後の(2/100000)というややこしい数は、ベクレルからミリシーベルトへの換算です.
限度は、1年に1ミリシーベルトですから、食材からその10分の1は我慢しようということです。

上の計算は、「食材が全部、汚染されている時」で今は、お米と肉類が大丈夫なので、
「ケース2」

野菜は一日350グラム取るので、20ベクレルとすると、
20ベクレル×0.35キロ×365日×2/100000=0.05ミリシーベルトとなります。
また、仮に北海道などの野菜が売っていないので、日立産のホウレンソウと同じぐらい汚染された野菜を買ったとすると、4月22日のデータを使いますと、250ベクレルぐらいありますから、
250×0.35×365×2/100000=0.64となり、
「野菜だけでは1年1ミリに行かないけれど、全体の被曝量としては1ミリを越える可能性が高い」ことになります。

事実、空気中の放射線も1時間0.3マイクロシーベルトぐらいあり、それからの被曝が、
0.3マイクロ*365日×24時間=2.6ミリシーベルトになっているので、合計すると3.2ミリシーベルトになります。

茨城県北部の人は、空間の放射線だけで厳しいのに、さらに食材からの被曝が加算されますので、難しい事ですが、「放射線の強い地域ほど、野菜は放射線が含まれていないもの」を選ばなければいけない事が判ります.

・・・・・・・・・コピーここまで



さて、武田さんのブログの指針の1と2では、食材は10ベクレル/kg、野菜は20ベクレル/Kgとあります。
(3から6については今回の記事に関係ないし、各自でご判断くださいね。)
この基準を不服と思われたら仕方ないですが、私は妥当なものと捉えます。
国の野菜の暫定基準値はヨウ素が2000ベクレル、セシウムが500ベクレルでしたから。


では神奈川県の食材の汚染状況はどうでしょうか。
詳しくは神奈川県のHP(食品中の放射能データなど)をご確認いただくとして、主要なデータを貼り付けます。
http://www.pref.kanagawa.jp/sys/bousai/portal/6,4696,14.html

野菜類(きのこ・海藻を含む)(35検体)

採取日種類(産地)    核種別放射能濃度[Bq(ベクレル)/kg)]
                     放射性ヨウ素      放射性セシウム
5月2日ホウレンソウ(平塚市 露地) 不検出     不検出
5月2日コマツナ(相模原市 露地 ) 不検出      不検出
4月27日しいたけ(南足柄市 ハウス) 不検出      不検出
4月26日ホウレンソウ(横浜市 露地) 不検出      不検出
4月26日ホウレンソウ(平塚市 露地) 不検出      不検出
4月26日コマツナ(相模原市 露地) 不検出      不検出
4月25日しいたけ(小田原市 ハウス) 不検出      不検出
4月20日しいたけ(厚木市 ハウス) 不検出      不検出
4月19日コマツナ(相模原市 露地)  不検出      不検出
4月19日コマツナ(海老名市 露地)  不検出      21
4月19日ホウレンソウ(川崎市 露地) 不検出      不検出
4月14日しいたけ(二宮町 露地)  不検出       不検出
4月12日ホウレンソウ(横浜市 露地) 不検出      25
4月12日コマツナ(横浜市 露地)  不検出      35
4月12日コマツナ(相模原市 露地) 不検出      不検出
4月12日コマツナ(海老名市 露地) 不検出      56
4月5日ホウレンソウ(川崎市 露地)150        21.9
4月5日ホウレンソウ(厚木市 露地)240       175
4月5日ホウレンソウ(海老名市 露地)86       25.5
4月5日コマツナ(海老名市 露地)47       98
4月5日キャベツ(平塚市 露地) 不検出      不検出
3月29日キャベツ(三浦市 露地) 不検出      不検出
3月29日コマツナ(平塚市 露地) 130       108
3月29日ホウレンソウ(大井町 露地)1,000      136
3月29日ホウレンソウ(海老名市 露地)650       139
3月23日キャベツ(横須賀市 露地)不検出      不検出
3月23日キャベツ(三浦市 露地) 不検出      不検出
3月23日コマツナ(茅ヶ崎市 露地)540       117
3月23日コマツナ(横浜市 露地) 530        41
3月23日ホウレンソウ(相模原市 露地)1,300      185
3月23日ホウレンソウ(藤沢市 露地)600       47
3月21日ホウレンソウ(平塚市 露地)1,700      230
3月21日ホウレンソウ(海老名市 露地)670       152

食品衛生法上の暫定規制値     2,000       500


以上のデータの通り、ヨウ素、セシウムともに4月になってからは数値が低くなっていることが分かります。
ちなみに不検出というのは、決して0ということではないです。
神奈川県に問い合わせしたところ、野菜については20-30ベクレル以下については測定不可能であるようです。厳密な調査では1ベクレルから調べられるが、時間がかかりすぎるから、という見解で納得できます。
(※ちなみに神奈川県では野菜を洗浄してから計測しています。)

そうすると、武田さんの指標の「野菜なら20ベクレル」になんとか収まるかな、ということになります。


さて、上記の神奈川県のデータは野菜の個体についての汚染実態です。
次に考えるのは、土壌が汚染されていて、セシウムのように半減期が30年の場合は、作物に根から吸収されるのではないか、という疑問ですね。
神奈川県の調べではこうなっています。

土壌の採取場所(形態) 放射性セシウム ベクレル/kg  採土日  合計(134Cs+137Cs)

平塚市  露地畑     72              3月25日
相模原市  〃      202              〃
三浦市   〃      67                〃
小田原市 果樹園     97              3月30日
海老名市 露地畑     139             3月25日


上記のセシウムが根から作物に吸収される移行率は、大雑把に
玄米  政府発表は約10%(0.25-2.5%との専門家もいて、政府発表は相当厳しい基準とされる)
葉物  政府発表なし。約10-20%との専門家意見もある。野菜類のなかで最も多く移行するのが葉物。
根菜  政府発表なし。約2%との専門家意見あり。
とされていますので、
土壌のセシウムが100ベクレルならば、移行しやすい葉物で最大20ベクレルとなります。玄米なら最大10ベクレルとなります。


こうしてみると、神奈川県の野菜について、「食べても大丈夫」という見方はできると考えます。
もっとも現在の状態が悪化しないことが大前提です。
皆さんはどうか自分なりのフィルターで私の考えを解釈されるようお願いします。


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(以下加筆修正:5月31日)
農水省が5月27日、放射性セシウム137が土壌から野菜へ移行する係数を発表しました。
現時点ではあくまで過去の論文などをとりまとめた参考値のようです。

私の計算式での移行係数よりかなり低いようです。
高めの移行係数のカラシナでも0.039です。(3.9%)
神奈川の発表数値である土壌汚染が100ー200ベクレルですから、
200×0.039=7.8ベクレル/Kgとなります。
武田邦彦さんの20ベクレル/Kg(年間1ミリシーベルト被曝の1割を食品から取ることを許容する)
に収まりますから、安心である、と判断することができます。

ホウレンソウ 0.00054
カラシナ   0.039
ハクサイ   0.0027
きゅうり   0.0068
そらまめ   0.012
ねぎ     0.0023
じゃがいも  0.011
さつまいも  0.033

詳細は農水省
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/110527.html
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/pdf/110527-01.pdf
by shizenchiyuryoku | 2011-05-11 23:24 | Comments(0)

自然農は知的でクリエイティブである。


先日、KT君が訪ねてくれました。若いのに、野草の専門家でもあり、そして自然をよく観察することがとても身に付いています。その視点で食のこと、エネルギーのこと、社会のことを語ってくれますから、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。残念なことに、今回の事故をきっかけにしばらく家族で沖縄へ行くとのですが、そのまなざしがあれば、いろんなことをどんどんと吸収してくると確信しています。私の分身が行くようで、自分も楽しい冒険に行くような気持ちです。ワクワクして送り出したいです。

せっかく来ていただいたので、畑を一緒に楽しみました。トマト苗の定植、やまいも植え、そしていんげん蒔きです。やっていただくために言葉で説明をしているうちに、はっきりと気づきました。

「自然農はとても知的でクリエイティブなものである。」


畑ですること、畑にいないときにする想像や計画など、どれをとっても体を動かしているより頭を使っていることのほうが時間が長いです。

たとえばなにかの野菜を作ろうと思った時に考えることは以下の通りです。
・この品種(種の入手先も含めて)は自分の畑に合っているだろうか?その理由は?
・どういう環境が好きなのか?
   (日当たり、水、根の伸び方、多肥向きか少肥向きかなど)
・好きな環境に合わせるために、畑のどの場所が最適か?
   (日当たり、水、高畝か平畝、深耕か浅耕、生えている草の種類、土の肥沃度など)
・一月後、半年後、1年後の畝のあり様とその作物の種取りまでの生育期間は喧嘩しないか?
   (草を含む他の作物の生育期間、背の高さの違いによる太陽の奪い合い、根圏、など)

以上のことは大まかですが、何度もイメージしてみます。
そして実際に植える時は、いろんな場所に植えてみて比較します。
そうして比較すると現実的な答えが返ってくるので、その時点で悩み、調べ、学び、次のイメージをします。
ビジネスで言うところのPLAN-DO-CHECKサイクルを繰り返します。
そして、その最中にも、想定外(笑)の変化が現われてきますので、都度対策に悩みます。
草を刈るのだって、いつ刈るべきか、どの部分を刈るべきか、すべて刈るべきかなど毎回判断します。

そして、上記の判断の基準は五感です。1年の変化を目で見て覚えておき、土の肥沃度や生物環境の豊かさは匂いを嗅いで判断します。埋めた草が分解するスピードで、微生物の活動量を測ります。
このあたりの五感を使うところは、難しくも、クリエイティブで楽しいものではないでしょうか。


私のイメージが現実になることも少しありますが、むしろそうでないことが多く、自然の答えのほうが素晴らしいことはしょっちゅうです。そして想定外なことが、発見であり、驚きであり、感動を与えてくれます。

そういう意味では知的といっても工学系の原子力工学、遺伝子工学、金融工学より、そうとう謙虚に自然に教わるものだと思います。少なくとも「絶対大丈夫」なんてことはないよね。(そして破綻していく工学)。



さて、KT君。やはり普段から自然観察ができているので、とてものみこみが早くびっくりしました。
写真をはりますが、もうこの菜園の主のように堂々としていますね。

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by shizenchiyuryoku | 2011-05-09 20:54 | 基本的な考え方 | Comments(0)

赤峰勝人さん講演会


いつも訪問いただきありがとうございます。

赤峰勝人さんの講演会が5月15日に葉山でありますのでご案内したいと思います。

赤峰さんの著書は以前から読んでいました。私が読んだのは「ニンジンから宇宙へ」「ニンジンの奇跡」でした。無農薬や無化学肥料へ試行錯誤されていく中で、生命の真理をつかんでいかれる経緯をわかりやすく伝えてくださっています。

私にとっては、土のこと、草のこと、堆肥のことなど、野菜つくりにすぐに参考になるヒントがたくさんあったことはもちろんですが、それ以上に共感していることがあります。

それはいのちと健康をみつめる視点です。病気やアトピーなどに対してどういう食生活をしたらいいのか、私たちは何を食べたらいいのか、などをわかりやすく説明されていて、そしてその話が畑の作物と同化していることです。

私も同じ志向ですから、学び、そして生の赤峰さんを感じるために参加したいと思います。

講演会の具体的な内容や参加方法などは以下のブログにありますので、興味をもたれた方は確認なさってください。
http://blog.goo.ne.jp/junkanhayama


お百姓 赤峰勝人さん講演会
いのちの循環のおはなし ~ 土から学んだ循環農法 30年の軌跡 ~

日時:2011年5月15日(日)12:00 開場 13:00 開演 17:00終了予定
場所:葉山福祉文化会館 大ホール 神奈川県三浦郡葉山町堀内2220
主催:赤峰勝人葉山講演実行委員会
後援:葉山町、葉山町教育委員会
協力:トランジション葉山
価格:前売り 1,500円 当日 1,700円 高校生以下席料 前売り・当日とも500円
   (小さなおこさまでも座席をお使いになる場合は有料とさせていただきます)
by shizenchiyuryoku | 2011-05-08 07:57 | Comments(0)

4年前の写真


草が畑を良くしてくれていることを書きました。
今日は写真を4枚見ていただきたいと思います。

1枚目は、お借りしたばかりの2007年2月。こんな状態でした。
d0190369_17501493.jpg


2枚目は、スコップで掘って土中を確認したところ。がちがち粘土ですね。
d0190369_1750459.jpg


3枚目は、同じ2007年の4月。春の雰囲気です。
d0190369_17511759.jpg


そして4枚目は現在5年目になる2011年5月1日。
d0190369_17545925.jpg



通路以外は、2008年以降に浅く30-40センチくらい起こして畝を作りました。
それ以降、畝は起こさず、手を入れていません。(深く掘った畝はありますが)
肥料は無しで、刈り草や少しの落ち葉くらいを施しています。

年ごとに変化していくのが感じられます。
去年の同時期と今年の今は、やはり草の相も草の勢いも違います。

今日は変化を見ていただきたかっただけです。
説明などはまた随時したいと思います。

いつも閲覧していただき、ありがとうございます。
by shizenchiyuryoku | 2011-05-01 17:58 | 土作りについて | Comments(0)

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