カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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I Love ミミズ.

前回の記事で「畑の虫たち」を紹介しました。
彼らも大切な畑の住人たちですが、忘れてならぬ偉大な住人を紹介しなければならない。

偉大な住人とは、、、





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ミミズです。


無肥料で作物ができる理由はいくつかありますが、その一つはミミズによるものです。

私の畑には多くのミミズがおり、そのために土が良くなり、作物ができている事実があります。(ダンゴムシ、トビムシ、ササラダニ、クモなども大切な住人ですが、今回は主役のミミズにゆずります)

ミミズの生態や効果について参考になる本が「ミミズと土と有機農業(中村好男著)」です。興味のある方は下部に紹介していますからご自身でお読みになってください。


1、ミミズの効果


・作物の草丈が伸び、収量が高まる。
・作物の成分なかでもカルシウムが多くなる。
・病気が防げる。
・土が柔らかくなり、通水性、通気性が良くなる。
・肥料を吸収しやすくなる。
・土壌生物の多様性が高まる。

本の中では比較実験による効果をみることができます。ミミズを入れた作物が他と比較して生育も収量も栄養成分も良くなっていることがわかります。



2、なぜミミズには効果があるのか

・ミミズの糞は作物に必要な養分(窒素、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウム、アミノ酸、等々)を多く含む。
・ミミズの糞は団粒そのもので土の構造を改善するとともに、微生物や小動物のすみかになる。
・ミミズの尿は土中のチッソ供給源である。
・土中でミミズの動く道である坑道は縦横に走り、空気や水の通路になる。また土を柔らかくする。
・ミミズにより枯れ葉や作物残さの分解が早くなり、腐植になる。
・チッソやリンを植物が吸収しやすい形に変える。
・根粒菌やVA菌(菌根菌)を活性化させたり体に付着させ土中を運搬する。
・ミミズの腸は微生物を育てる。
・ミミズの体成分はタンパク質つまりチッソが主成分であり、死亡すると土中に供給される。



3、ミミズがいるための環境とは

・餌となる有機物(落ち葉や作物残さや刈り草など)があること。
・土中の生息場が攪乱されないこと。

農薬や化学肥料を使いロータリーで土を粉々に耕す慣行農法は論外ですが、有機農法でもトラクターや耕運機のロータリーで畑を耕す場所にはミミズは生息しないため、なんと日本の農地の多くにはミミズは生育しないというのが現実らしいです!!!。ちなみにミミズは耕されない草地に多く見られるようです。

ひるがえって不耕起、草生、有機物マルチの畑はミミズにとって生育しやすい環境です。私はミミズのために土を出来るだけ動かさずに、餌を地表に置くことを心がけています。

またミミズが1平方メートルあたり15匹いると良い土だそうです。正確に計測していませんが、私の畑はそれ以上いるのではないかと思います。ありがたい。ありがたい。




ミミズは私がいないときにも、有機物を土中に運び、植物の栄養分を運び、微生物を育て、土を耕し、団粒化する、等々ものすごく働いてくれます。時給いくら払えばいいのだろうか。

耕運機のローンを払って、ミミズの効果の代わりに肥料を買って、、、。そういう農法ではロバートキヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」の貧乏父さんになってしまう。
そうです、私がいない間にも仕事をしてくれるミミズは「資産」であり、自分で運転しないと動かない耕運機は「負債」なのです。
(でも私は金持ち父さんじゃない。まあ、考え方だけでもそういうことにしておいてくださいな^_^;)

ミミズの生息しやすい湿潤な日本の風土を生かすだけで、省エネ・省資源で、生態系に優しく、健康なおいしい作物が出来るのです。

皆でミミズ資産家になって、豊かな日本にしませんか。




こちらが紹介した本です。

by shizenchiyuryoku | 2012-09-28 19:24 | 土作りについて | Comments(0)

畑の虫たち

先日、白菜の苗を畑に植えました。無肥料の種から育苗したものでした。
およそ1カ月ぶりに降った雨の翌日に、機を逃すなとばかりに急いで植えました。でも時期が少し早すぎたかなあ、畑にはコオロギやバッタがぴょんぴょん跳ねているしなあ、と心配していました。数日して見に来たら、きれいさっぱり跡形もなく食べられていました。。。。。。(悲)。。。。。。

播く時期が早すぎたのだと反省しています。白菜のように結球するものは、早すぎると虫の活動の盛んな時期にあたってしまうし、遅いと寒くなって結球しません。無肥料だと肥料栽培より初期生育がずっと遅いので、ごまかしがききません。したがって今回は気の焦りが招いた失敗です。。。。第二段、第三段の育苗中なので今度は気を引き締めて天気をにらみタイミングをはかります。


コオロギやバッタの話ついでに、今まで撮影の出来た虫たちの写真を紹介します。虫によってはすばしこくて近くに寄って撮影ができないものが多いです。写真は多くの虫たちのほんの一部になりますが、楽しんでいただければ。。。


まずは育苗中の白菜にやってきたバッタです。3匹の家族でしょうか。少しは食べさせてあげるけど、全部はダメだよと声掛けましたが伝わっただろうか。
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こちらはニラの花にやってきた蝶(蛾?)です。
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そして蝶はかまきりにつかまり食べられています。見えづらいけど茎の下にいるのがカマキリです。
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こちらは終了のきゅうりにとまったバッタ。白菜食べた犯人かもしれない?
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ピーマンにカメムシがたくさんつきました。が、今はほとんどいなくなってしまいました。なぜだろうか。かまきりや地クモなどの天敵に食べられたのではないかと思っている。かまきりは大切だ。
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こちらは巣をつくるほうのクモ
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バッタ
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ぎしぎしについたアブラムシ。無肥料の雑草にもアブラムシはつくのだ。
そしてそこに現れたテントウ虫。アブラムシの天敵とされている。
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テントウ虫はアブラムシを食べると本には良く書かれているが、無農薬りんごの木村秋則さんはそんなことはないと言っていた。本当はどちらなのか、興味があったが、ついに遭遇できた。
答えは、アブラムシの体液を吸い取る、であった。このあと吸い取られて痩せこけたアブラムシを置いてテントウ虫は去って行った。バリバリ食べることを期待していた私は、えっもう終わりなの?と思った。
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アオムシを食べる昆虫。こちらは半分以上食べられている。アオムシの糞が彼の存在を残している。。。。
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いかがでしたか。自然界の生存競争もあるので残酷な写真もありましたが、いのちが循環していることの証明であると思います。この生物バランスが偏ったり壊れたりすると、植物にとっても大きな問題となる。そしてそのバランスを保つために人間は何一つできない。科学は非力である。
by shizenchiyuryoku | 2012-09-11 00:02 | Comments(4)

きゅうりの放射能測定


放射能については事故直後に多くの記事を書いていましたが、最近はご無沙汰でした。私は過去記事にあるように、神奈川の野菜は大丈夫である(ゼロでなくとも許容できる数値、という意味)という考えをもつようになりました。
しかし現在でも関心の高い方は多いようで、私のブログを「放射能」で検索して訪問される方もいらっしゃいます。そこで具体的な数値を知るために、以前土壌の調査をしたのと同じ測定器をお願いして、きゅうりの測定をしました。

こちらのきゅうりが検体です。
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細かく砕いて測定器に入れます。
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こちらが測定結果です。
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結果は
ヨウ素131が不検出。
(検出限界値は1.4のため1.4ベクレル/Kg以下ということになります)
セシウム137が不検出。
(検出限界値は1.9のため1.9ベクレル/Kg以下ということになります)
セシウム134が不検出。
(検出限界値は1.7のため1.7ベクレル/Kg以下ということになります)
となりました。
想定通りの結果で安心しています。

神奈川県でも事故後に食品他の放射性物質検査をしています。
ほとんど同じ結果であると認識しています。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6576/p444944.html#2


もしご自分でも検査をしてみたいということであれば有料で検査可能です。
藤沢市では無料の検査があるようですね。
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/shouhi/data09307.shtml



私の場合は友人の測定器を使わせていただきました。(有料です)
彼の主宰する「むすび養生園」の理念はとても共感できます。糖尿病を患った後、玄米と野菜中心そして時々の断食生活ですっかり直してしまったそうです。私の無肥料栽培の考え方とも通じるところが多いと感じています。
一般の方の測定も受け入れていますので、関心のある方は問い合わせてみてください。
「むすび養生園」
http://ameblo.jp/musubiyojoen/theme-10049316328.html


昔の日本は今ほど「いのちより経済(カネ)が大事」ではなかったと思います。行き過ぎた様々な不自然なことを自分でできる範囲で少しづつ自然に戻していけば、健康と幸せに戻せるチカラを私たち生物はもっているのだと思います。



追伸(脱線)
お金がつくられる仕組みについて「イカサマ」であることを知りました。
借金をすると経済が成長すること、そして利息のために成長を止められないこと。。。
そのために国民も国家もいつまでも豊かにならないこと。。。
では誰がお金を作っているのか。。。誰が豊かになっているのか。。。

種は一粒まけば万倍に実るのだ。
決してマイナス勘定(借金)にならずに増えていく。
こっちのほうがどう考えても幸せなのではないか。

そんなことも考えつつ、今日も種を採り、種を播く。
by shizenchiyuryoku | 2012-09-07 23:18 | Comments(0)

陸稲の穂が出た


残暑厳しいですが、確実に秋の気配がありますね。
畑で聞こえるセミは、ひぐらしの声が大きいし、バッタやコオロギが飛び跳ね、とんぼが優雅に飛んでいます。

私の畑は水を一切やらず雨水任せなので雨が少ないのが心配なところです。
が、一部の作物を除き、草や草マルチに守られて作物は元気でいます。彼らは夏の過ごし方を知っています。日中の暑い日差しの下では、葉をだらりとさせ(初めは病気かと心配しました)体力を消耗させず、夕方日差しが弱まると葉をしゃきんと立たせてきます。まったくたいしたものです。


さて、4年目の挑戦である陸稲ですが、うれしい報告です。
8月19日頃に穂が出て、開花し順調に生育しています。
今年は量は極々わずかですがお米の収穫を体験できそうです。とても楽しみです。

穂が出たのは、ゆめのはたもち(茨城県の品種)とおおすみ(福岡自然農の方から譲っていただいたもの)で、タイ香り米と葉冠はまだです。特におおすみは丈も60センチくらいあり、とても元気です。やはり、自然農で育ってきた種は馴染みやすいです。いままで3年間の失敗理由は慣行種であったことが大きいと思います。地力がついてきたこともあるとは思いますが。また、4か所の条件の異なる場所での生育実験はやはり土の肥沃度より水分の多さが勝る、というのが今のところの印象です。


穂の姿(8月19日)
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開花。白いのがおしべです(8月19日)
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穂が垂れてきています
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陸稲の今年の過去の生育写真は過去記事をどうぞ。
陸稲、始動!
http://eatyasou.exblog.jp/15784836
陸稲を植える
http://eatyasou.exblog.jp/16089511/
立秋の畑
http://eatyasou.exblog.jp/16601930/


せっかくなので他の作物の写真も紹介します。

放任地這いミニトマト
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自家採種して2代目の東京かぼちゃ
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里芋とせみの抜け殻
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おくらと花と蝶(花札みたいだな)
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by shizenchiyuryoku | 2012-09-01 13:46 | Comments(0)

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