カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

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春の七草

 ご存知のように「春の七草」粥を食するのは、1月7日の人日の節供です。旧暦の1月7日が昨日2月16日でした。新暦の1月7日の私の畑は、寒さで凍っており、七草どころではありません。旧暦の正月(今年は2月10日)すぎてからやっと春らしい畑に彩られつつあります。ひと足早い野草たちが、小さいながらも動きだしており、生命の活動がいたるところで感じられるようになりました。


 さて、現在いわれる「春の七草」とは

せり
なずな
ごぎょう(ははこぐさ)
はこべ
ほとけのざ(コオニタビラコ)
すずな(蕪)
すずしろ(大根)

ということです。

 七草の種類や歴史も諸説あるようですが、
「現在の7種は、1362年頃に書かれた『河海抄(かかいしょう)』(四辻善成による『源氏物語』の注釈書)の「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」が初見とされる(ただし、歌の作者は不詳とされている)。これらは水田雑草ないし畑に出現するものばかりであり、今日における七種類の定義は日本の米作文化が遠因となっている。」
 ということだそうです。

 私も草を生かす畑を自負する以上、七草を自給して食するのが前々からの楽しみでした。ですが、上記の7種が自分の畑の中ではそろいません。「せり」などは、もっと水辺じゃないと無理なのでは、と思っていました。

 自然に生えてくるのを待つのみで、植えることはしないで待っていました(大根と蕪を除く)。しかし、いつまでも待っている訳にもいかず、とうとう勝手流「俺の七草」なるものを選抜しました。

それでは発表します。
俺の七草
「はこべ」(これは同じ)
「すずしろ」(これも同じ)
「ほとけのざ」(私のはシソ科のもので上記のとは同名ですが別物です)
「からすのえんどう」
「みつば」(ちょっと寒さで厳しいが頑張って自生しています)
「ひめおどりこそう」
「オランダミミナグサ」
となります。


いづれもまだ草丈5センチくらいの幼い赤子のようなものばかりです(大根除く)。

味はというと、まだしっかりとした味はしないのですが、土臭かったり、苦かったり、ほとんど無味だったり、ほんのり甘かったり、です(しっかりした大根の味がする大根の葉を除く)。
また、滋養に良い、などという成分や体に良さそうな西洋的合理的な強さはなさそうで、それよりは優しい優しい外観と食感と味覚、大切にいたわっていただくような、まさに日本の心のような感じですね。

写真で紹介します。

「はこべ」と「からすのえんどう」
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「すずしろ」
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「ほとけのざ」
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「みつば」(ちょっと寒さでやられています)
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「ひめおどりこそう」
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「オランダミミナグサ」
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そして、さっそく鍋の後の雑炊でいただきました。
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「俺の七草 玄米雑炊」。
ごちそうさまでした。
by shizenchiyuryoku | 2013-02-17 20:25 | 雑草の楽しみ | Comments(0)

日本人は何を食べてきたのか

日本人は何を食べてきたのか。

私がそのことに本当に興味を持ち始めたのは、無肥料で野菜を作りだしてからです。

無肥料で栽培すると、上手くいく時といかない時があります。
それは土が出来ていないことや、種の素姓によることが原因であることもあります。
ですが、それ以上に関係しているな、と気づいたことがあります。

それは、野菜の歴史です。

日本に古くからある野菜は、日本の風土に順化しているので無肥料でも作りやすいです。
一方、まだ日本にきて年月が浅いもの(100年単位の話です)や原産地の風土が日本と違うものは作りづらいです。

これは重要なことだと思います。

暑い地域の人は暑さに順応できるような食材を使います。
たとえばインドの人が使う多様なスパイスがかの国で暮らすには欠かせないように。
日本でも夏の暑い季節は夏野菜で体を冷やし、冬の寒い季節は根菜類で体を温めますね。
人間はその風土に順応するために、その風土に合った食材を食べてきました。


私たち日本人がこれからも心身ともに健康であるためには、何を食べるかをおろそかにしてはならない。
安いから、美味しいから、珍しいからというだけで風土に合わないものを食べ続けることの結末は恐ろしいことだと考えています。
時々そういうものを楽しむこともあっていいと思いますが、あくまで程度問題です。(私もそうです)
自分が食の基本にかえる時に、日本の風土に合った食物に帰ることができれば良いのだ、と思います。
その国の人間の姿形はもちろんですが、考え方や心や性格にもその国の食べ物が影響していないはずはありません。


だから、私たちが何を食べたらよいのか、そのヒントは祖先の食べてきたものを知ることです。



それでは本題に入ります。

以前に日本の野菜の歴史を書いたことがありますが、その時は食材とくに野菜の種類から見つめました。
今回は食卓側から食材や調理法を見つめます。

今回はわかりやすく楽しいイラスト・写真付きの子供向けの本「衣食住にみる日本人の歴史」(あすなろ書房)から拝借しています。食べ物だけでなく住まいや衣服や道具など楽しめて面白いです。

ではまずは縄文人の食事です。

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祖先はこんなに豊かな食生活をしていたんですね。食材も豊かで、そしてそれらは長い経験の中で選ばれたものです。毒があるものも経験の中で排除し、体が必要とするものを選んで、調理方法も編み出しています。この時代の頭がい骨は我々の3倍の厚さがあり、栄養失調などなかったようです。

そして弥生時代です。

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飛鳥時代です。
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奈良時代です。
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平安時代です。
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鎌倉時代です。
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兵士が戦にもった兵糧です。
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庶民と貴族や武士などの身分による差はいつの時代もあっただろうし、すべてが復元図のとおりでない時もあったと想像しますが。

ご要望がありましたら、またいつか、もう少し専門的な本からの抜粋をしたいと思います。
自然食を猟から得ていた祖先が命の源である塩やミネラルをいかにして得ていたのか、など。
生きる力が衰えている私たちの世代が本当に学ぶべきはそこにあるだろう、と考えています。

そして無肥料でできる作物はその答えを教えてくれますよ。



こちらは全5巻まであります。

by shizenchiyuryoku | 2013-02-02 23:29 | 基本的な考え方 | Comments(0)

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