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カラダの細胞や魂が喜ぶ、いのちのつまった野菜つくりを追求し、自家採種、無肥料、自然農、自然農法、自然栽培を実践中。農薬を使用しないのではなく、そもそも使用する必要がないことが健康の証です!


by shizenchiyuryoku

大切なのは畑の由来

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
旧暦の正月も過ぎてしまいました。。。

さて、畑は順調ですが、作物によって出来不出来があることは以前から書いているとおりです。
10年以上見ている中で、作物によって出来不出来があることの理由がなんとなくわかってきました。
根が地中深くまでのびる作物は出来が悪く、浅い作物はよくできる、傾向があるのです。

私の畑は造成地で、地中40センチより下はとても固い土などが入れられてしまっています。スコップで掘っても障害物にあたる感じです。
以前の記事「土の固さ」に書いていたように、地中の環境が良くないです。

以前の記事「土の固さ」
https://eatyasou.exblog.jp/14883749/

そういう状況なので、どこかもっと良い土壌の畑で試せないものかと前々から考えていたのですが、
昨年、50メートル離れた、同じ地主の畑の一隅を耕作できることになりました!ありがたい。
スコップで掘ってみましたが、どんどん掘れます。硬いそうに当たることはありません。

早速、秋の山東菜とキャベツにチャレンジしました。
キャベツは10年の畑でもろくにできたことはありませんでした。

同じタイミングで同じ品種を、両方の畑で育てたところ、その結果は。。。?
。。。
。。。
。。。
山東菜は2倍の背丈になり、キャベツは初めて大きく育ちました。
10年近く落ち葉や草堆肥をこつこつと投入した造成地より、(萱と落ち葉を一度だけ投入した)地中が自然の畑の圧勝でした!
特に根が地中深く入る作物を選んだので、差がわかりやすかったです。

この結果は想像してはいたけど、衝撃でした。
昔の人は知っています。田畑の優劣をつけて、上、中、下、下下などに等級付けし、年貢の率も変えていたとか?
頑張っても、上畑(じょうばた)には、かなわない、ということです。それが現実です。

今年も、別の作物を植えて経過を観察する予定です。
本年もよろしくお願いします。

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# by shizenchiyuryoku | 2019-02-22 23:15 | 土作りについて

生命科学と自然農法

あけましておめでとうございます。

ブログ更新少ないですが、本年もよろしくお願いします。


近況報告として、昨年は、生命科学の面白さに目覚めました。

今まで、自然農法や自然農、自然栽培、無肥料栽培・・が良いことは感覚的に、また実践する中で体験的にわかっていました。なぜ良いのか、どういう仕組みになっているのかを本を読み、講演に出かけ、自分なりにイメージしてきました。

そして昨年は、その延長で、遺伝子組み換えの講座や、元自然農法センターの石綿薫さんの勉強会「生き物の視点で組み立てる農業技術」に出かけ、さらには生命科学や微生物や土に関する本も読みました。


面白い!生命のしくみ。


はじめは、自家採種した野菜はなぜ生育が良く病虫害に強いのだろうか、といういわば育種学からの興味でした。自家採種することで、その野菜の遺伝子は変わっているのだろうか。あるいは、遺伝子の発現が変わるのだろうか。

そして、人類の今までの育種方法、さらには遺伝子組み換え、ゲノム編集といった最新の育種では、何を目的に、どういう技術で、どんなことが出来て、これからどうなっていくのだろうか、と興味は広がっていきました。


遺伝子組み換えの講座を聞くうちに、今度は、生命の仕組みへの興味がどんどんと大きくなりました。遺伝子とは?DNAとは?ゲノムとは?という初歩的な勉強から始まり疑問は次から次へわいてきます。


・DNAが複製されタンパク質がつくられる仕組み(=セントラルドグマ)がヒトも植物も地球上の生物はすべて同じ仕組みであること、つまり生命の統一原理が同じであるということは、種の起源も同じであることか?

・私たちの体の細胞は、毎日生まれ変わっている。DNAも複製されていくが、コピーミスがたびたび生じること。ミスを修復する仕組みとは?修復できなかったらどうなるのか?病気や老化や死との関係は?

・遺伝子の複製ミスが生物の多様性を生んだ。長い生物の歴史の中で、そのことによって生き延びた種もある。それは偶然なのだろうか?

・生まれた時は同じDNAの一卵性双生児が、大人になると性格も病気への抵抗性も違ってくるのはなぜか。

等々

・私たちが食べたものは、どのように消化・吸収されるのか?食べ物はどこまで分解され再利用されるのか。

・成分が同じと仮定するなら、有機栽培野菜も慣行栽培野菜も人体には同じことなのか?

・体内の共生微生物はどのような働きをしているのか?

等々

・人体の共生微生物と、植物の根や土に共生する微生物と仕組みや働きは同じなのか?

・健全な作物とはなにか。健全な土とはなにか?

・光合成や細胞を作る仕組み、根から養分を吸収する仕組みとは?

等々


ゲノム解析もかなり進んでいて、私たちの生命や健康に関する新しい知見が生まれることはすばらしいことだと思います。一方で、解析されたゲノムがどのような働きをしているのか、どう互いに関係しあっているのか等はまだまだわかっていません。人体の仕組みや、微生物のこともまだまだわかっていません。土中の微生物もまだまだ解明されていません。ロマンとも言えますし、知れば知るほど自然や生命の偉大さに驚くばかりでもあります。


自然農法についても、感覚的に捉えるのではなく、現在の知見の中で科学的に理解していくことを今年も続けていきます。

そして従前からの「健康であるために、日本人は何を食べるべきか」のテーマを今年も続けていきたいと思います。


生命科学と自然農法_d0190369_18484190.jpg

DNAの二重らせん構造を発表したワトソンとクリック(1953年)





# by shizenchiyuryoku | 2018-01-21 19:01 | 基本的な考え方

日本の野菜は海外で「汚染物」扱いされている?

 インターネットで読んだ記事を紹介します。記事にあるように、本当に「日本の野菜は海外で「汚染物」扱いされている」かどうかの検証を私ができないので、事実かどうかわかりません。でも、木村秋則さんの発言であるようですから信じようと思いますし、それに硝酸態窒素の危険性は100%同意です。
 私は、日本の病気が多くなったのは、健康に良いはずの野菜が硝酸態窒素に毒されていることが原因ではないかと勘ぐっているくらいですよ。
 実際に硝酸態窒素の多い野菜は、えぐみがあり、まずくて、かたくて、子供が嫌がると思っていますから。
今回は問題提起ということでお読みください。


出典:現代ビジネス 1/12(木) 11:01配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170112-00050668-gendaibiz-bus_all

タイトル
日本人だけが知らない!日本の野菜は海外で「汚染物」扱いされている 野放しの農薬・化学肥料大国

 「奇跡のリンゴ」を作った男・木村秋則と、「ローマ法王に米を食べさせた男」・高野誠鮮の二人が、往復書簡のやりとりで日本の農業の未来を語り尽くした刺激的対論集『日本農業再生論』が発売され、話題となっている。
 TPPの対応で揺れ、原発事故で安全安心が揺らいでいる日本の農業――。
 人のやらないことをやり、大きな結果を出してきた木村と高野が、今の農業の問題点を洗い出し、膿を出し切った上で、その先に進むための「自然栽培」という切り札について、熱く書き上げた往復書簡。その一部を紹介しよう。

日本の農産物、まったく安全ではありません

 【木村】 平成27(2015)年7月、イタリアのミラノでスローフード協会が主催した農業関係者の集いに招待されました。
 世界80ヵ国から参加した6000人もの若い農業関係者が一堂に集まり、そこで私は、「21世紀は農業ルネサンスの時代だ」というテーマで、肥料、農薬、除草剤を使わない自然栽培で作ったリンゴの話を中心に、安心、安全な農業を復活(ルネサンス)させようというスピーチをしました。
 すると講演後に、一人の若者がつつっと寄ってきたのです。立派なあごひげのエジプトの青年で、真顔で私の目を見つめ、こう言ってきました。
 「木村さん、日本の寿司や和食はとても有名です。でも、本当に安心して食べられるのですか? 

 日本の和食は平成25(2013)年にユネスコ無形文化遺産に登録され、ローカロリーでヘルシーということもあって、世界の多くの人から愛されています。なのにこの青年はなにを言ってるのだろう。もしかして福島第一原発の事故による放射能汚染のことが心配なのかなと思って聞いてみたら、
 「いいえ。チェルノブイリ原発事故の例があるから、放射能汚染の深刻さはわかっています。それではなく野菜の硝酸態窒素の問題です。日本では硝酸態窒素が多く含まれた野菜をいまだに売っていると聞いています。なぜ日本人はそんなに無防備なのですか? 
 と。すると「そうだ、そうだ!」と言わんばかりに、肌の色の異なった20人ほどのでかい若者たちに囲まれて、「日本の食材は本当に安全なのか」と、つるし上げを食らったんです。 

 皆さんは聞き慣れない言葉かもしれませんが、硝酸態窒素は多くの病気の根源とも言われている怖ろしいものです。

 今から60年ほど前のアメリカで、ある母親が赤ん坊に裏ごししたホウレンソウを離乳食として与えたところ、赤ん坊が口からカニのように泡を吹き、顔が紫色になったかと思うと30分もしないうちに息絶えてしまう悲しい出来事がありました。ブルーベビー症候群と呼ばれるものです。
 牛や豚、鶏などの糞尿を肥料として与えたホウレンソウの中に硝酸態窒素が残留していたんです。
 硝酸態窒素は体内に入ると亜硝酸態窒素という有害物質に変わり、血液中のヘモグロビンの活動を阻害するので酸欠を引き起こし、最悪の場合死に至ってしまう。また、発がん性物質のもとになったり、糖尿病を誘発すると言われている怖ろしいものなんです。
 家畜の糞尿は有機栽培でも使われますが、堆肥を十分に完熟させてから施せば問題はありません。
 しかし未完熟の堆肥を使うと、とくに葉ものには硝酸態窒素が残ってしまうので危ないのです。

パニックになる数字

 さらに危ないのは化学肥料を施しすぎた野菜で、要注意です。
 このような事件がその後も多発したために、ヨーロッパでは硝酸態窒素に対して厳しい規制があり、EUの基準値は現在およそ3000ppmと決められています。それを超える野菜は市場に出してはならない。汚染野菜として扱われるのです。
 ところが日本にはその基準がなく野放し。農林水産省が不問に付しているからです。
 スーパーで売られているチンゲンサイを調べたら硝酸態窒素、いくらあったと思いますか? 1万6000ppmですよ! 米はどうか? 最低でも1万2000ppm。高いほうは……とんでもない数値でした。ここには書けません。皆さん、パニックになってしまうから。
 それに比べて自然栽培農家の作ったコマツナは、わずか3・4ppmでした。
 農薬も問題です。日本は、農薬の使用量がとりわけ高い。平成22(2010)年までのデータによると上から中国、日本、韓国、オランダ、イタリア、フランスの順で、単位面積あたりの農薬使用量は、アメリカの約7倍もあります。
 残留農薬のある野菜を食べ続けると体内に蓄積されていって、めまいや吐き気、皮膚のかぶれや発熱を引き起こすなど、人体に悪影響を及ぼすとされています。日本の食材は世界から見ると信頼度は非常に低く、下の下、問題外。

 もう日本人だけなのです。日本の食材が安全だと思っているのは。

 ヨーロッパの知り合いから聞いた話ですが、日本に渡航する際、このようなパンフレットを渡されたそうです。
 「日本へ旅行する皆さんへ。日本は農薬の使用量が極めて多いので、旅行した際にはできるだけ野菜を食べないようにしてください。あなたの健康を害するおそれがあります」

 今現在、世界中で行われている栽培方法は三つあります。
 一つはほとんどの国でやっている化学肥料、農薬、除草剤を使う一般栽培。慣行栽培とも言われています。これが現代の農業の主流です。
 もう一つは牛や豚、鶏などの家畜の堆肥をおもに使う動物性有機肥料やアシなどの植物や米ぬか、ナタネの油かすなどの植物性の有機肥料を施すもの。日本ではいわゆる有機JAS栽培、オーガニックとも呼ばれています。これは国が認めた農薬を使ってもいいとされています。
 それから三つめは私が提唱する肥料、農薬、除草剤を使わない自然栽培。化学肥料はもちろん有機肥料もいっさい使いません。昭和63(1988)年に私が成功させた方法ですが、まだ耕作者は少なく実施面積は小さい。日本だけで栽培されているんです。

東京五輪と農業

 そして農業革命、これも三つあるんです。

 一つは化学肥料、農薬、除草剤が研究開発されたこと。
 二つめは遺伝子を操作した遺伝子組み換え作物ができたこと。
 三つめは私が提唱する自然栽培。肥料や農薬を使わずに永続栽培が可能で、地球環境の保全と食の安全が期待できる栽培方法ということで、第三の農業革命と言われるようになりました。

 今、世界で一般的に行われている慣行栽培は、体への害を考えるとけっして勧められるものではありませんが、すべてが悪いとは私は言えません。化学肥料と農薬があったからこそ大量生産が可能になり、飽食の時代を迎えることができたんです。除草剤があったからこそ農家も草むしりなどの重労働から解放されたんです。
 ただ、長い年月使ってきたために環境がどんどんどんどん破壊されていった。
 化学肥料や農薬、除草剤を田畑にまくと、汚染物質が地下水に混じります。汚染された地下水は川に流れ込み、やがて海に出て行きます。すると海ではプランクトンが汚染物質を食べるために大量発生し、その呼吸熱で海温が上がり、台風が発生していく。
 最近大きな台風が多いのも、このせいではないのかなぁと私は思っているの。 

 平成21(2009)年、アメリカ海洋大気庁(NOAA)が、地球温暖化の新たな原因について発表しました。

 NOAAが原因として指摘したのは、農薬や化学肥料、家畜の排せつ物などに含まれる亜酸化窒素ガスです。このガスの増加によって、オゾン層の破壊が進み、地球温暖化に拍車をかけているため、早急に排出削減に向けて、これらを使わない栽培を研究開発することが急務であるとホームページに掲載されたのです。
 亜酸化窒素ガスは地球温暖化の原因の一つといわれる二酸化炭素の310倍の温室効果があるという驚きの報告もありました。
 私は30年ほど前から自然栽培の指導とあわせて農薬や化学肥料の危険性、そして硝酸態窒素の危険性を訴えてきたのですが、耳を傾ける人がほとんどいませんでした。

 イタリアで20人の大柄な若者たちにつるし上げを食らったときも、自分でもとうにわかっていることを指摘されたのだから、これほど情けないことはなかった。
 震える思いでいたら、一人の若者がさらにこう加えたのです。
 「2020年は東京でオリンピックが開催されますね。けれど選手団のために自国の野菜を持って行ったほうがいいのではないかと、皆で話し合っているんです」

 硝酸態窒素や農薬まみれの日本の野菜や果物は危険すぎる。東京オリンピック・パラリンピックでは国の代表である選手団の口には入れさせたくない……。
 彼の言ったことはもっともです。けれどそれで引き下がるのは、あまりに悔しい。そこで、私はこう答えたんです。
 「ご指摘のとおりです。けれど今、私が勧める自然栽培に賛同してくれる仲間が日本各地に増えています。肥料や農薬を使わない自然栽培の野菜には、硝酸態窒素も残留農薬もこれっぽっちも含まれていません。
 オリンピック・パラリンピックのときまでには、皆さんが驚くほど世界一安全な食を提供できるようにしましょう。そして選手村では、自然栽培の野菜や果物でおもてなしできるよう働きかけます!」

引用終わり



# by shizenchiyuryoku | 2017-01-14 22:07

自然の循環の中で栄養は供給される

新年あけましておめでとうございます。
ブログの更新は滞っていますが、畑は確実に進化しています。

今年の2017年は、この畑を耕作しはじめて11年目になります。
以前の記事にも書いていますが、一般的な有機農業に疑問を持ち、無肥料栽培を志してスタートしました。
人為的に養分を与えなくても自然界の循環の中で養分が供給されるシステムになるまで、少しの間は辛抱しましたが、システムが出来上がったあとは、本当に楽に、楽しくやらせてもらっています。
作物は健康的で、味は次元が違うほど変化しました。この味は普通には手に入らない(買えない)と思います。現代農業の不自然な栽培技術や、結果としての生命力も味もない作物、には本当にこのままでいいんですか?と思っています。でも、そういう栽培を志す若い人が増えていたり、科学も後追いをしてきている感じがして、未来は明るいぞ、と思ったりもしています。


昨年後半の一部の作物の写真を少し紹介します。

里芋は5種類。味は大好評です。8月の様子、友人のJくんの収穫、そしてとれた10センチ以上の小芋です。
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ねぎや葉物です。真ん中の半結球白菜は自家採種のもの、奥の見えづらい葉物は交雑しながら毎年種をこぼし自生してくるアブラナ科で超野生的で美味です。2枚目は自家採種の半結球白菜。
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今年も土の中のすべての生き物たちが元気に生涯を全うしますように。
# by shizenchiyuryoku | 2017-01-01 21:18

きれいな花は子孫を残すため

春分を過ぎ、まもなく二十四節季の清明(せいめい:4月4日)を迎えようとしており、畑も生命の息吹に満ち溢れています。毎年この時期に同じことを書いているのですが、生命の力をガツンと感じさせてくれる瞬間です。

地面には多様な草に覆われ、かれらの生存競争があります。少しでも太陽光を有利に勝ち取ろうと上を目指し、また、陣地を拡大するために横への生育を目指します。
それらの生存競争が、私にも「気」として伝わってくるのだと思います。

さらに、アブラナ科の植物は菜の花を咲かせ、その花粉をめぐって虫が忙しそうに飛び回っています。アブラナ科の植物にしてみれば、虫に花粉を運んでもらい自分の子孫を残す大切な季節。植物はこれでもかと魅力的な花を咲かせ、虫もそれに精力的に応えています。

(※話はそれますが、最近のネオニコチノイド系農薬で、花粉の運び手のミツバチが激減して問題になっていますが、日本はまだその農薬を使用禁止にしていません。花粉の運び手がいなくなることの経済的損失は 国連環境計画(UNEP)の2011年の報告では、約2040億ドル(約25兆円)相当と推定しています。東アジアでは1ha当たり15万円の損失とも。私の農法なら農薬は不要ですから、効率だけを追い求め食糧をないがしろにしてきた戦略が間違っているとしか言えません。植物工場とかTPPとか止めて、、はやく正気に戻ってほしい。泣くのは庶民ですよ。)

さて、私は作物の採種を続けていますが、アブラナ科の植物は交雑してしまうので、虫除けの竹製ハウスを作りました。友人のSさんの竹を刈らせてもらい、先輩Hさんと作りました。頑丈で、雰囲気も気に入っています。今年も健康な種をつけてくれるのを楽しみにするとともに、こうすることで人間として安心を得られることをかみしめています。


種取用の竹ハウス
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菜の花(市販の化学肥料味の菜の花とは別物)
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つくしも春の楽しみ
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# by shizenchiyuryoku | 2016-03-27 11:59

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